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映画感想 シッコ

アマプラ見放題終了滑り込みでみた映画。
2007年の映画だねー。
えっ、もうそんなに前なの?


2時間はアメリカの医療保険の闇を暴く前半と、医療費ゼロの国との比較の後半にわかれてました。


どっちがいいなんて一概には言えない…なんておためごかしは置いといて。
なんだろうね、この手の話はそういう言い出し多いよね。
なんの言い訳なんだろう。


切れた指を前にして、「この指はいくら、この指はいくら。さぁどっちを繋ぐ?」なんてことを言わなきゃいけない医者はどんなに辛かろうと思った。
目の前の人を治したい、困った人を助けたいと思って医者になった人ほど苦しいだろうなぁ。


保険請求の拒否判定をして、その後申請した人が治療を受けられず亡くなってしまう。
自分は保険を削減できたからと評価されて昇進できちゃう職場。
そりゃ保険会社の医者なんて辞めちゃうよねぇ…。


後半のカナダ、イギリス、フランスとの比較で
「お金かからないの?本当に?」
「子供が生まれたらナニーが来るの?」
「あなたは病院にかからないのに(税金で)
 他の人がかかることってどうなの!?」
って質問して、
「なにいってるの?ププ」
って返されるたび
(  ˙-˙  )ウソダロオイ
って監督が真顔になるのが面白かった(笑)


手厚い社会保障=社会主義的=民主主義の敵
みたいな空気感があるのかもなーと、色々感じるものがあった映画でした。


保険会社の視点で見れば、医療費ゼロの国では儲からないから他の商品で儲けるか、アメリカのように医療受けたければ金払え!な国で儲けるしかないわけで。
そりゃ政治家抱えて狩場を維持するよねぇ…。


そして、皆保険だけど無料ではないハイブリッドな日本。
このどっちつかずな感じが、日本っぽいなぁと思います(笑)


それにしても、国民健康保険高すぎませんか!!!?

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