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韓国ホラー映画「整形水」をみてきたよ

「外見は内面の一番外側」は真実だけど、限度があるよね

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気になっていた映画を見に行ってきました。

【韓国の整形サイコホラーアニメ】

サスペンス
スリラー
ホラー

どれも好きなので、見たかったんですよね。
友人に勧めたら「胸くそらしいので、みるのはちょっと…」と言われてしまいました。しょぼん。

美しさ至上主義はいき過ぎれはホラーになるのは、安野モヨコの「脂肪という名の服を着て」も一緒ですが、映像として動くと一層不気味さが増しますね。

内容としては自分の体を思い通りに整形できる整形水に振り回される女性のお話。

自分に能力があったとしても、見た目が伴わなければ評価されないっていうのは、誰もが心当たりがあるけれど行き過ぎれば立派なホラー。

ルッキズム(外見による差別)を受ける主人公が、それに苛立ちながらも、ネットで他人にルッキズムの刃を向けているのが滑稽を通してもはやホラー(いや、ホラー映画だよ)。

さすが美容大国、韓国らしい映画だなぁと思いました。いうほど胸クソ映画ではなかったし、内容も怪物系ホラーと一番怖いのは人間ですよね系ホラーの中間で比較的見やすかったなぁ。

映像は3DCGのアニメモーションで、ふわふわとした動きが違和感があったんだけど、人間が理想の美形人形になってマリオネットのように踊らされてるって表現だとしたら納得の動き。技術のなさか、意図的な動きなのか。

この重さのない動きは2004年の映画アップルシードにちょっと似てたかな。いや、それ以上にふわふわしてて、この人体重りんご3個分とかなんじゃないの?っていうくらいふわふわしてます。2021年の商業映画でこの映像を見れるのはある種すごいかもしれない。

途中から、人の重さっていうのはどうやって表現されてるんだろう?このアニメの重量感のなさはどこからきてるんだろう?って映像のことばっかり考えてましたw

ホラー映画ってしまい方が
①原因を取り除いてハッピーエンド系
②実はその怪奇現象は終わってませんでしたエンドレス系
③ホラー現象は無くなったけど釈然としないで終わる系
などなどありますが、おお…そう終わるのか、という①②併用型謎のバッドエンド(みる人によってはハッピーエンド)でした。

同じアニメ映画なら2回も見に行った「映画大好きポンポさん」を勧めますが、ホラー映画は怖いけど興味はあるから観たいという人にはおすすめです。脅かし要素がほぼないので安心して見れますYO!

見終わって帰宅する池袋の街は、まだ8時だというのにこの人通りのなさ。

【終電後かな…?】

飲食店が動いていないってのは、これだけ街の雰囲気が変わるんですね。

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