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余計なひと言、プラスのひと言、おまけのひと言。

我が家は共働きで、家事は風呂掃除以外は全部、妻である私がやっている。

来月で結婚して丸8年が経つんだけれど、8年かけてお風呂掃除をしてくれるようになった。これから8年かけて何ができるようになってもらうのがいいか……とかはあんまり考えていない。
たぶん、私が欲しいのは家事を分担してもらうことじゃなくて、労いや承認だ。(いや、家事してくれるならそれはそれでいいけど)

この前、「ごめんなさいとありがとうも言えないの!?」とブチギレたら「ごめありっ☆」と返ってきて更にキレたんだけど、そういうところ。そういうところ! そういうところだ!

「ありがとう」って言ってくれたら「しょうがないなー」ってなるし、
「ごめんね」って言ってくれたら「次回からは気をつけてね」って言える。
こっちだって怒りたくも苛々したくもないのだ。

ついでにちょっと具体性があると嬉しい。
「夕飯作ってくれてありがとう」とか。
うちの夫だけかもしれないが、どうして余計なひと言は出てくるくせにプラスのひと言は出てこないのか……。

仕事でも家事でもそうだけれど、「○○してすごいね、よくやった」のひと言があるだけで、普段の疲れが癒される。「よくやったと思うけど、別にわざわざ君がすることでもなかったんじゃない?」って言われるとムキーッ! となる。
料理を作ったときも、「これがおいしい」とか言ってれるだけでがんばれるのになあ、と思う。「これ、コンビニのお弁当と同じ味がしておいしい」って言われて誰が喜ぶと思うんですか、そういう!ところ!

欲しいのは、プラスのひと言。「不安な仕事があるよー」って言ったときに例えば「大丈夫」だけじゃなくて「努力しているから大丈夫」とか「その仕事のために○○をしていたから大丈夫」になれば、本当に大丈夫な気がしてくる。
まあ、ポロッと出てくるのはだいたい余計なひと言なのは仕方がないことで、息をするように褒め言葉や労いを発するのは難しいことなんだろうけれど。

ちなみに、プラスのひと言のほかに嬉しいのがおまけのひと言だ。
「好きだよ。昨日よりも好き」
「おいしいね。明日も楽しみだな」
「今日もがんばったね。明日はいいことあるよ」
「お仕事大変だったね。きっとチケット当たるよ」
とかを好きな声で脳内再生して今日も生きる。明日も起きる。

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