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仕事できる人とできない人の違いは「要件」をどう見ているかで決まっているというリアル

PDCAの罠:手段に囚われず、要件を疑え

問題解決の糸口はたいてい、抽象度をあげて思考すれば見えてきますが、抽象度をあげるには要件を疑うことが何より重要です。その際絶対に見失ってはいけないのが目的です。

だいたいの課題や問題は、手段に囚われていると出口を見失います。PDCAを回せ回せとよく言われますが、要件を疑わずにPDCAを回しただけでは、課題や問題を回避するために手順が増えたりプラスコストが発生することがほとんどです。

要件を疑うことで、常に目的と現在地の最短距離をつなぐ手段を選びやすくなります。横軸にあたる視野だけでなく、縦軸にあたる抽象度も自由に思考できるからです。優秀な人は束縛がなければないほど、クリティカルなアイディアに到達しやすくなります。

アーティストと経営者を行ったり来たりすることで出てくるアイデアもあったり。

マネジメントのジレンマ:優秀な人とそうでない人のバランス

一方で優秀ではない人は、要件がないと動けません。当然要件を疑うことができません。すると抽象化して思考できないので、問題解決の糸口が見つけられないため、同じようなレイヤーで繰り返しほぼ無意味なPDCAを繰り返します。

だからマネジメント層は、要件のアソビを対象によって変える必要があります。優秀な人にはたっぷりアソビをもたせて、そうでない人にはキツめの要件をあらかじめ設定してフォーカスを絞ってやるのが効果的です。

要件への疑問と抽象思考:レバレッジのかかったソリューション探求

自分の能力を最大限に伸ばしたい人は、まず自己の思考プロセスを深く理解し、それをどのように改善できるかを考えることが重要です。これには、自分の強みや弱みを認識し、柔軟性を持って新しいアプローチを試すことが含まれます。

課題は常に「要件を疑うこと」とから始め「抽象思考でレバレッジのかかったソリューションを見出すこと」です。この2点を意識するとはつまり、手段に囚われないことであり、現状と目的を直視して手段を探すアンテナを立てている状態に在るということです。

この思考ができるようになると、日常にある当たり前にすらヒントが得られるようになります。アンテナがビンビンで童貞並みの反射と反応をしてくれます。そこから最適な手段が得られるはずです。
だからやっぱり自分の能力を最大限伸ばしていきたい人は、何を考えなければいけないかを考えることがやっぱり1番大事なんです。

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