正しい修学旅行の休み方

はじめに

  地元の地域塾でアルバイトをしていて知った情報だが、先日母校の修学旅行が終わったようである。
 そういえば毎年、中学3年生の誰かしらが修学旅行に行きたくないと言っているので、こういう情報は需要があるのだろうか、と思って書くことを思い立った。

 かくいう私も、高校の修学旅行には行かなかった。皆と同じように行事に参加しなかった後ろめたさは今でも残っているが、かといって当時の私が集団の中で2泊3日を耐えられたかというとかなり難しかったと思う。結果、私は修学旅行を休んで良かった。


修学旅行を休むために知っておきたい大事なこと 

 修学旅行を休むには、早ければ前年度から、場合によっては入学直後から行動しなければならない。なぜなら、修学旅行積立金を払わなければならないからである。
  修学旅行の費用は直前一括払いではない。少しずつ積み立てたお金で行くのだ。修学旅行直前に休みたい!と思っても、保護者の方から「だってもうお金払っちゃったし…」と言われてしぶしぶ行かなくてはならない、なんてこともあるのかもしれない。修学旅行シーズンではないこの時期に、本記事を公開する理由はここにある。 決断はできるだけ早めにすること

修学旅行を休むことが決まったらするべきこと

 修学旅行に行かないことを決意したら、次は保護者の方に校長先生宛のお手紙を書いてもらおう
 保護者の方に修学旅行に行きたくないと伝えるのは抵抗があるかもしれない。けれど、修学旅行のお金を払ってくれるのは保護者の方なわけだし、もし本当に休みたいと思うならいずれは言わなくてはならないことだ。

 私の場合は、

 ①自律神経系の体調不良があること

 ②(普段から欠席が多いので)修学旅行で体調を崩すと進級に支障をきたす虞があること 

を理由として書いてもらった(はず)。
 修学旅行はあくまでも教育活動の一環なので、(積み立て金の未払いは別として)それなりに正当な理由が必要だ。
 ひょっとしたら通院している場合は、診断書の提出が求められるかもしれない。予め、担任の先生などを通じてどうすればいいか確認をしよう。その際、「保護者と話し合って」修学旅行に行かないことを決めたというのを強調した方がいい。自分の一時の気まぐれではなく、きちんと考えて決まった結果であるということを先生に伝えておくべきだ。

 修学旅行を休むことのデメリット

 修学旅行に行かないことのデメリットもあえて記しておく。
 まず、修学旅行関連のHRには参加できない。(私は肩身が狭いのであえてサボっていた。)
 なぜ修学旅行に行かないのかについて、クラスメイトから聞かれるかもしれないし、場合によってはサボりだと陰口を叩かれるかもしれない。ここでもやはり、保護者から同意を得た欠席であるという事実が味方してくれる…場合もあるだろうが一概には言えない。
 修学旅行を欠席することで多少は窮屈な思いをするのは確実である。これは覚悟しておこう。

修学旅行当日の過ごし方

  修学旅行当日は家でゴロゴロ…というわけにはおそらくいかない。登校を求められるはずだ。
 教室や図書室などでの自習を指示されるだろう。テストが近いなら提出物を進めてもいいかもしれないし、授業の予習をするのも良いだろう。本を持ち込んで、読書をするのも悪くない。
 学校によっては自習用のプリントを用意されるかもしれない。自習指示にはちゃんと従ってください。

 終わりに

 修学旅行を休むことに多少のデメリットはある。けれど、集団生活に不安があったり、慢性的な体調不良があったりする場合には欠席を決めることは悪いことではないと思う。
 少しだけ思い出話を書くと、私は修学旅行中は図書室で過ごした。英語の長文の予習を進めたり、図書室の本を読んだり、先生にお菓子をもらったりとわりと充実した時間を過ごした。たまたま図書室に本を借りに来ていた1つ上の先輩と仲良くなって漫画を貸してもらう仲にもなった。

 修学旅行から帰ってきたクラスメイトや先生方からお土産をたくさん頂いた。(長崎だったのでみんなカステラだった、美味しかったなぁ…)

 私の場合は、担任の先生が私の体調不良に理解を示してくれていたことも大きいけれど、きちんと手続きを踏めば修学旅行は休めるよ、というお話でした。


繰り返しますが本当に休みたいなら早めに決断して行動を。

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