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金銭感覚を直したい・・・

私は2024年で46歳なので、失われた20年(30年)のど真ん中世代です。
90年代半ばからデフレが始まっており、デフレ時期の価値観でほとんど生きてきました。
2024年現在、吉野家の牛丼の価格は¥468(税込)でマクドナルドのハンバーガーが¥170(税込)です。下記は牛丼とハンバーガーの価格の推移のグラフです。

60年代は物価が今よりずっと安いので価格が安いのは当たり前ですが、牛丼の価格は上げ下げが繰り返されていて350円位が中央価格帯なのかなと思います。現在の価格は円安やインフレによるコスト増のための値上げだと思います。
ハンバーガーの中央価格帯は120円~140円位なのかなと思います。ただハンバーガーという商品は、注文する人は恐らくそこまで多くなくて、新商品を毎月展開することによって商売をしているのかなと。ハンバーガーの価格設定は安くて庶民が入りやすいイメージとして使っているのかな?と思いました。

ちなみに造園業の売上高の推移は以前掲載しましたが、90年代入るまでは6,000億位まで上昇していましたが、現在は4,000億位にまで下がっています。2020年頃に6,900億位に売上高が行っていますが、これは東京オリンピックの影響と思われます。その為2022年はまた4,000億位に下がっています。


私の感覚では牛丼が280円、ハンバーガーは100円、ガソリンは1リットル120円、タバコは400円という根拠のない基準ができてしまっています。これは2000年頃の物価感覚です。これより高くなると高いなーと感じてしまいます。そのため本来企業がきちんと利益が出て商売ができる価格と自分の中での価格に随分と差ががあります。この感覚はもはや洗脳に近くなかなか変えることができません。
これは私だけではなく、お客様にも当てはまる問題だと思います。そのため今までやってきた商売と同じものを売り続ける限り、お客様には値段をあげると高いなと思われてしまうことになると思います。

新しく付加価値をつけて売るや、新商品を販売していくというのは口で言う事は簡単ですが実際にはなかなか難しいと思います。デジタル産業が伸びていくのはデフレ時期に生まれた価格の印象を受けないことも大きな要因だと思います。

しかし、そうも言っていられないので頑張って模索していきたいと思います。今やっている「THE NEWOLD WORKS」というブランドを立ち上げたのもその一環です。もう一度古い技術を見直し、現代に合わせて再利用していく。植木屋の本来の価値であるストーリー性や意味を提示していくブランドです。応援していただけると幸いです。