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100日後に年越すオレ 60日目「り:離婚」

”いろは順”エッセイの九日目、本日は”り”です。

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”り”で選んだ題材は、「離婚(するということ)」。今日は11月22日で”いい夫婦の日”。結構この日は定着してきていて、この日に入籍届を出すカップルも多いみたいですね。そんな今日、こういうTweetを偶然見かけました。

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昨年の日本の離婚組数は21万組で、離婚率(人口千人対比)では1.70。都道府県別では最も高いのが沖縄で2.59、2位は大阪の2.16だったりするので、沖縄の離婚率はダントツ高いと言えるでしょう。そしてそれがずっと続いているのも事実ですね。

沖縄の離婚率が高い理由としてはいくつか言われていますが、沖縄は二世帯、三世帯で住んでいることも多く、また親戚同士の繋がりも強いからシングルマザーでも子育て面でサポートがあるから、という点は確かにと思ってしまいます。なぜなら沖縄は変わらず出生率も日本一で、本来”離婚”の一番の障壁は子供なわけで、そしてまた沖縄は失業率の高さも世帯収入の低さも共に日本一。経済基盤が安定せずに子供も居るのに離婚する、これは核家族だと正直無理だと思います。

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最初に紹介したTweetのメンションでもありましたが、「それは協議離婚の場合ですよね」という意見もありまして、正にそうかなと。その広告を出すことを元妻がOKを出したということを見ても、非常に前向きな離婚だったのだと思います。ドロドロの離婚劇を繰り広げたりもやはりあるわけで、その場合は「離婚できる夫婦は、いい夫婦です」と言われても反発しかしないんだろうなあと。

さて実体験。僕自身は5年前に8年間の夫婦生活に終止符を打ちました。理由は色々あったものの、子供は居なかったということもあり、最終的には円満に別れた部類だとは思います。その中で一つエピソードが合って、離婚届を提出したその日、家に残っていた元妻の私物を段ボール箱にまとめて、転居先に車で運んだんですが、その際にちょうど東京に来ていた僕の母親も手伝っていたんですね。そして最後の見送る際に、元妻を抱きしめて一言、「幸せになってね」と言ったんです。
その瞬間、僕はようやく「自分は幸せにしてあげられなかったんだ」と自覚し、そして同時に母の偉大さと元妻への感謝に気付いたんですね。その話は知人から離婚の相談をされた時によくするんですが、みな心に響くのか何組かの夫婦は離婚を思い留まってくれたようです。

「離婚できる夫婦は、いい夫婦です」というキャッチコピー、以上の理由より個人的には理解できる気がします。離婚して新たな道を歩んだからこそ、今この瞬間がある。そういうこと。つまりは今が充実して生きていられれば肯定できるということでしょう。このTweet主の方もそうなのだと思います。

もちろん、離婚しなくて済むならその方がいいに決まってますけどね。

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