血統の適性と厩舎の特徴が一致しないことには、能力を発揮するのも難しいです。

例えば、芝長距離適性高い馬が、ダート短距離馬を育成するのが上手い厩舎に入っても、成功する確率は低くなると考えます。逆に、芝長距離の育成が上手い厩舎に入るのであれば、血統と厩舎の特徴が一致するので、成功(重賞などの上級条件で活躍)する確率も高くなるでしょう。

前置きは長くなりましたが、今回は宝塚記念でイクイノックスとジオグリフを出走させる木村厩舎を分析します。

ポイントは2点
・芝1600m以上
・欧州指向のスピードを引き出す

木村厩舎の重賞の勝ち鞍を見てみると、全て芝のレース。そのうち、ほとんどが1600m以上(1400m以下は2015年スワンSの1勝のみ)です。ちなみに、今年の芝の勝ち鞍も1600m以上のみです。

血統傾向を見てみましょう。初G1をもたらしたステルヴィオは父も母父も欧州型。ジオグリフの父は馬力に優れた大系統ノーザンダンサー系、母父は欧州型。イクイノックスの父はサンデー系の中ではキレよりも持続力に優れるキタサンブラック。母父、母母父は欧州型。

スキルヴィングも父キタサンブラックで、母父欧州型。

馬力に優れた欧州血統や日本の中でも持続力に優れた血統を主流条件で走らせる厩舎と考えて良さそうです。

馬券だけでなく、一口馬主、POGにも役立ちそうですな結果ですね。📝

この記事が役に立ったら、フォローお願いします😆