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あなたがたは世の光である

あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。

あなたは元来、光なのです。光を灯してそれを隠す人はいません。光は周囲を照らすためにあります。この光とは、善いことや立派な行いをさしています。

その光を隠すような愚かなことをしてはいけません。光を隠すということは、その存在価値を失ってしまうということです。しっかりと光として存在し、周囲を照らしなさいと言っています。

多くの人を導く、灯台の灯りになる必要はありません。誰か一人をそっと照らし、優しく寄り添うような蝋燭の灯りでいいのです。

「世の光であれ」。この言葉は私の中校時代の校訓でした。今でも自分の座右の銘の一つとしています。私とキリスト教との関わりは、ここから始まったと言える言葉です。

今はまだ一人に寄り添うことしかできない小さな光かもしれません。しかし、いずれは多くの人を照らすことができる人間になりたいという誓いをこめて、この言葉を初回に持ってきました。

(『新約聖書』マタイによる福音書5・14‐16)

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