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善と悪は表裏一体、だからこそ…

みなさんは善悪の判断をきちんとつけられていますか?「いまさら何を当たり前のことを…」と思う人もいるでしょうが、今日話すのはそういうことではありません。

小さい頃に親や学校の先生から、「善悪の判断ができるようになりなさい」とか、「子どもと大人の違いは自ら善悪の判断ができるかどうかだ」というようなことを言われた人も多いと思います。

しかし、そこで「善い」「悪い」と区別されたことに対して、それが本当に善いのか悪いのか考えたことはありますか?

例えば嘘をつくこと。小さい頃から「嘘をついてはいけません」と言われてきた人がほとんどだと思います。

では、嘘をつくことは本当に悪いことでしょうか?大人になったいま、嘘をつく状況に出会うこともあると思います。

一般的には自分を守るための嘘は良くないケースが多いですが、相手のことを想ってつく嘘が必要なときもあってしかるべきです。

では、人を殺すことはどうでしょうか?殺人は法律で厳しく禁じられています。常識的に考えたら当然悪いことです。

しかし、戦争になったら話は別。平時では悪とされる殺人も、有事となればむしろ歓迎されます。

時代や状況が変われば、善とされていることも悪になるし、悪とされていることも善になったりするのです。

今回はわかりやすい例を挙げましたが、善悪の判断が難しいものは日常にたくさん転がっています。善悪どちらかにきっぱりわけられるものはほとんどありません。

だからこそ、常に考えることを怠らずに自分の考えをしっかり持ち、物事を多方面から見極めて行くことが大切なのです。



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