見出し画像

「知る」と「できる」は違う

子育てパパ経営者の宮田亮(みやたりょう)です。
近しい人からは「りょうちん」と呼ばれています。

今回は「知る」と「できる」の違いについて2つの例を用いて書いてみようと思います。

1、自転車に乗る

この記事を読まれている方で、自転車に乗れる方はかなりの大部分を占める思います。
そこで、一つ質問を投げかけてみたいと思います。
極力深く考えず、即答してみてください。

  自転車に乗っているときに、左に倒れそうになりました。
  あなたはハンドルを右、左のどちらに切ると転ばずに済みますか?


答えは「左」です。

ちなみに「右」と答える人が70%くらいかなと肌感覚で感じています。
※統計は取っていません。

あれ?どっちだっけ?と考えたとき、あなたが取った行動はハンドルを握ったつもりで手を動かしてみたり、体を軽く倒してみたりとしませんでしたか?
体が覚えているので、体を動かして思い出そうとしてみた方がほとんどではないでしょうか?

左に倒れそうになったときに、ハンドルを左に切ることで、倒れる力と遠心力が釣り合い、自転車は左に倒れずに、左に曲がることになります。
※実際は左に曲がる直前に一瞬だけ右にハンドルを切ります。

「自転車に乗る前には乗れるようになるための知識がすごく大事だから、まずは物理学の中でも力学を中心に勉強しよう。」と考えた人はおそらくいないのではないかと思います。
自転車に乗れるようになったのは、何度も反復練習をして、体で覚えたからというのが答えです。

2、自分の名前を書く

まずは、メモ用紙とペンを準備して、何も考えずに自分の名前を回てみてください。

次に、今書いた手とは逆の手で自分の名前を同じ時間、同じクオリティで書いてみてください。

ほとんどの方は、最初に書いた自分の名前の方がきれいに書けたのではないでしょうか?
私の場合はあとから書いた方は、時間がかかる上に、小学校低学年レベルいやもっとひどいの字になってしまいます。

自分の名前は当然ですが、書き方も知っているし、何度も書いてきたので、書けるはずなんです。しかしながら、練習していない方の手で書いた場合は全くと言っていいほど書けない場合が多いです。

知っていてもできないこと、逆に知らなくてもできることがある

例に記載したように、自分の名前は知っていても聞き手ではない方ではほぼ書けません。逆に曲がり方を知らなくても自転車に乗れます。

このように、私達の身の回りには、知っていてもできないこと、知らなくてもできることが多く存在しているかもしれません。
私はスポーツの世界でも、仕事の世界でも多くあると思っています。

私がお伝えしたかったことは
 知る = できる
が必ずしも成り立たないということです。

まとめ

みなさんが取り組もうとしているものがなにかあるとしたら、いろいろと考える前に、「反復練習をしてできるようになる」と腹をくくってやってみてはいかがでしょうか?
もしかしたら、世界が広がる可能性を秘めているかもしれません。


宮田亮(りょうちん)

代表取締役 宮田亮 が絶賛更新中!
・X(旧 Twitter)
https://twitter.com/miyataryochin
・Instagram
https://www.instagram.com/ryoomiyata/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?