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地方大学生のぼやき#30「ぼっち・ざ・ろっく!」


 秋アニメの枠で、「ぼっち・ざ・ろっく!」というアニメが放送されていました。
最初、きららアニメということもあって何も考えずに観れるアニメなんだろうなという気持ちでなんとなくでこの作品を観ていました。
 けれど話数を重ねるごとに、他のバンドアニメとは違うなと感じました。いうて僕が観たことあるバンドアニメは「けいおん!」と「ギヴン」しかないのですが。
 この二作品は、バンドを題材として扱った作品ではあるのだけれど、「けいおん!」はあくまで軽音楽部の日常をコミカルに描いた作品だし、「ギヴン」は男性同士の恋愛が主軸として設定されている。
 けれど「ぼっち・ざ・ろっく!」は、ライブハウスカルチャー・将来を見据えたバンドの活動・現実にあるバンドへのリスペクトが要所要所に垣間見えるなど、バンドの誕生から、段階を経ながらバンドの成長をコミカルに描いている。ただ、きらら作品の緩さもあり、楽しく観ることができました。
 ライブのシーンも本当のライブを鑑賞しているような臨場感がそこにあり、視聴者に対して高揚感を感じさせてくれる。
 そんな訳で、アニメの最終回を視聴し終えた後、僕はこの作品に喪失感を覚えてしまったのです。原作のストックはまだあるから、早く2期を制作して欲しいものです…。ついでにアルバムもCDで買っちゃった。



 話は変わり、「ぼっち・ざ・ろっく」に影響されて、僕は最近バンドに対する熱が高まっています。そんな訳で最近見つけたバンドの曲を何曲かピックアップして紹介できたらなと思います。
 皆さんは、音楽を聴く時に重要視するポイントはどこでしょうか。歌詞・メロディー・リズム・雰囲気・音楽性・ボーカルの歌声など様々あるのでしょうが、僕はダントツでメロディー先行で音楽は入ります。次点で音楽性ですかね。好きな音楽性というものが割とはっきりしている気がします。本当人によって音楽に求めるものって異なるから、音楽って幅広くて、そして飽きが来なくて面白いなあと思いますね。


①ステレオガール「Angel, Here We Come」(2021)

 Twitterでインディーズのバンドを動画付きで紹介しているアカウントがあるのですが、そこにステレオガールは紹介されていました。あんまりそのアカウントで動画を再生することはないのですが、その時はなんとなく動画を再生したんですよね。そしたら久しぶりに音楽を聴いて、ビビビ!とくるものがありました。
 ボーカルの佇まいから迸るカリスマ性、サウンド、楽器隊の存在感全てがかっこよくて、メロディー先行ではなく、ただただ「かっこいいいい」という感情のみが先行し、すぐさまYouTubeにMVのフルサイズを視聴しに行きました。初めてoasisを見た時に近いあの感覚。
 あっという間に曲は終了し、それから発表されているアルバム2作、他EP作品を聴きまくりました。どの曲もメロディも歌詞もサウンドも僕好みで良いバンドを見つけたなぁと満足感で一杯になりました。後になって気付いたのですが、僕がステレオガールを好きになった理由に、もしかしたら恋愛ソングを聴くのにもう飽き飽きしていたからというのがあったのではないかと思います。
 孤独な人のために、孤独を楽しむ歌詞を歌う曲がもっと増えてもいいのかなと思ったりもします。どうしても孤独って悲しさを帯びちゃうから。でも探せばあるのかな。
 そんな訳で今、僕の中で一押し中の一押しバンドです。


②ブランデー戦記「Musica」(2022)

 12月頭、YouTubeのおすすめ動画に突如として出てきたこの曲。サムネに目を惹かれ再生すると、一発で耳に残るイントロのギターリフと懐かしさを感じるサビのメロディー。日常を描いているようで俗世から離れた世紀末感を匂わせる歌詞で危うい雰囲気があって良い。
 メロディー先行の僕からしたら、すぐに「ええ曲や!」ってなってApple musicに行って観たら、あれ?まだリリースされてない。というかYouTubeもこの曲一本しか公開されてない。
 それから月日は流れ、12月下旬、久しぶりにこの曲を聴きに行こうと動画を開いたら再生数が75万回にまで増えていました。嘘やん!12月頭は2000再生やったやん!現在では、111万回再生されていて、とんでもないスマッシュヒット。
 年末にようやくサブスクで配信され、それからずっと聴いています。
 そんな訳でブランデー戦記の今後の活躍と新曲が楽しみな今日この頃です。


 
 改めてバンドっていいよなあ…。かっこいいよなあ…。生まれ変わったら軽音楽部に入って、文化祭で演奏したい…。

 今日もそんな妄想を膨らませながら、シャワーをマイクに見立ててお風呂で1人文化祭を開催するのでありました。

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