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2020.4.12 なるほど、それはどうしようもない。

仕事の前に家族と公園に来た。ほんの10日くらい前まではずーっと朝暗いうちに出勤する生活が続いていたので、とても新鮮な気分。とこう文字を打つあいだに息子が鬼のようにクローバーを引きちぎりまくっており、あたりにはブチブチといきのよい惨たらしい音が響く。ブチブチ。何かがちぎれる音、音、音。まだ車があまり走ってないから、余計に聞こえるのかも知らん。

加速するブルースのような毎日に、デマがあふれる。この度の狂乱じみた日常を加速させてるのはデマだけでなくデマたたき、ってやつらしいよ。デマを藁を燃やして煙でいぶすとできるんだって。デマのたたき。くさくてしょうがないから薬味を添える。ネギを添える。

(ポイントはネギ)

なぜこんなにもデマとデマたたきが横行するかといえば、日常はデマに溢れているからだと思う。デマとデマ以下、未満の噂。噂をすることによって共同体は誕生したのだよ、という歴史の本を読んだことがあった。ということなので、それは自然現象であって、それ自体は問題がないというか問題はあるけど人類の通常運転みたいなものなんでしょう。という意味で問題はない。井戸端で湧くのは少しの背びれ尾ひれだけれど、大海にでるまでにそれはハリボテの怪物魚になる。で、何が問題かってスルーしていいレベルのそれが文字になって可視化されるということ。それが手元の端末で見ることができてしまうということ。それに反応する反射神経ばかりが鍛えられてしまうということ。面倒くさい。コトコト煮込んでまた薬味。まあ夕飯がおいしかったら大抵のことは解決です。今日の夕飯は怪物魚のたたきとアクアパッツァ。いらっしゃいませ、お帰りなさいませ、ご主人さま。行ってきます。

酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。