仙禽初槽、中取り。バナナセメダイン洋梨にかすかな森の香り。
これは上澄み。つまり入口。おりが馴染んでからが本番。(見辛いのですが、はじめは瓶の中で液体部分と濁り部分が分離しているのです。はじめに液体の部分を飲み、濁りと混ぜて飲むと面白いのです。)
捉え難い五味をたたえて仙禽は水に還る。クリアで柔らかな水に還る。舌の上で。
ゆえに後に残るものなし。春の残雪の寂しさ。冬だけど。
よもやまを書こうと思ったのだけれど、めったにない親との食事会が入ったので今日はこれだけ。
たまには、よいね。乾杯。
#日本酒
#仙禽