見出し画像

その表現はなんのために、誰のために?~最近の振り返り回~

どうもこんばんは、りょーさけです。

今日は若干短めになるかと思います。というのもどうにも眠気がひどい!投げっぱなしになっている(つまり前編だけ投稿している状態になっている)記事を回収しようとしていたのですが、それはまた明日かなあ。明日はお休みなのでいけそうな気がしています。

ということでここ最近の記事をさらっと振り返りつつ、最近の自分の興味関心などを述べてゆきます。

最近は話題が割と雑多ですね。
寺田本家さんに触れながら「日本酒を選ぶことは味だけじゃなくてその蔵が支えるコミュニティに投資することなのだ」と語ってた回はほんと日本酒べったりって感じですけども。

寳劔飲みながらスポーツマンガについて書いた時は「日本酒おまけかよ!」ってくらい漫画の内容を中心に語ってたし、うん。後半がまだでしたねこの記事。後半で日本酒も絡めてカタカタ語るつもりであります。

あと「お前はいつ続きを書くんだ?」ってのが仙禽さんの日本酒と「大学の批評の講義」についての記事ですね。
これは明日後編を書くつもりです。
考えていった結果、この大学時代の講義でやっていたことは今現在私がしていること、先でしたいことにつながっています。とても大切なので、どう大切なのかが伝わるように書こうと思います。昨日書いた酒の詩もこれと関係があります。

多分、分かりづらくなるからここにちょっと書いておきますか。

私は以前も仙禽さんの記事を書きました。そこで過去の蔵元本人の言葉なんかも引きながら仙禽さんがどういう蔵なのかを紹介しました。私は仙禽さんの「トレンドに迎合するような態度は取らずに自分たちの求める流儀・味を貫いた結果、世に広く受け入れられた」という姿勢がとても好きです。
非常に素晴らしいと思います。
今回記事のお供にしている「モダン仙禽・亀の尾」というお酒からも、一般に広く受け入れられそうな味の中に他の酒にはない際立つ個性を感じています。(主に酸味ですが)

そんな型破りなお酒のことを念頭に置きながら批評の講義を振り返って思うのです。

ああ、今日本酒のことを表す新しい表現が求められているのではないかと。
いま日本酒のことをどう文字に表すかについてはっきりとしたトレンドがあるのかはわかりません。
わかりませんが、今はプロもアマチュアの方々もかなり突っ込んだところまで味を語る印象があります。

「突っ込んだ」というのは例えば科学的な成分にまで分け入って味について言及しているということです。
ただ「パイナップル・りんごの香り」ではなく「カプロン酸エチル」といった成分名まで出すってことです。これだけでもまあまあ細かいですが、第一線のプロはもっともっと先へ行っている。

そこまで行かなくても、例えば自分の五感を隅々まで使って酒独特の味を伝えようとしている人もいます。「ざらざら」というわかりやすい質感を表す言葉から、「もひゅん」「ぷわーっと」などという非常に分かりづらい(が故に独特さを伝えられるのかな?)言葉を駆使しています。

これらは尊い努力です。
間違いなくこれからの酒文化を支える下地になるでしょう。

しかし。
しかし思うのです。それだけでよいのかと。
酒は味だけなのだろうか。味にしたってそれは構成要素を分解して説明したら終わりなのだろうか、と。

僕は日本酒を味覚以外の形で、しかも一本の独特さを損なわない形で表現するすべがほしい。

仙禽さんがいわば「洗練されたオレ流」を貫き今日まで至ったように、私も日本酒がただ味だけで終わらないようなそんな表現を模索して貫いて次の世代の一つのスタンダードになるようなモノを見つけつくりたいのです。

そのヒントになるのが大学時代の批評の講義だったように思うのです。

…と、そんなふうなことがかければと思います。
もう少し練り上げて、いざ、明日。

ではでは今日はここまでです。おやすみなさい。

酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。