【272日目】みんなで決めても、均一に近づく

家族が経営してるBARがあって、先月から朝は、ほぼ毎日そこのコーヒーを飲んでた。"味"は他の方がいいんだけど、そのバーの夫婦と話すのが好きで通ってた。
"味とかのクオリティー"より"ヒト"で店を選ぶよなぁと思いながら

で、昨日たまたまフラット立ち寄ったBARのお姉さんが THE イタリア系美人 で、今日もそこに行った。もう通いそう、 "美人" が勝った。

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"まちの計画において地元住民の立場に立脚した、協働型のまちづくり"
"合意形成をとる"
"ボトムアップのまちづくり"
"意見を出し合って、ビジョンを描く"などなど、

そのような、合意形成を前提とした集団的意思決定は空間計画において均一的に成らざるを得ないのではないかと思った。

あるパーティーで10人分のケーキが必要で、店に入ったら

画像1

これと

画像2

空間における連続性の唯一の形態、画家のウンベルト・ボッチョーニによって制作された作品

この形のケーキ(極端だけどw)
どっちも10人分の容積で、使ってる素材も同じようなのだとして
後者は、どっからどう分けたらいいかわからないけど、全体の形態として唯一無二の調和していて評価できる。でも売れるのはホールケーキのはず。分けやすい。

ケーキが<持ち帰って家族で分ける>ものである以上、分けた時に均一であるようにデザインされてる。

自然に影響を受けながら生成された唯一無二の家々で構成されるまちが倒壊し、それらを復元するための資料がない場合、<元々そこにいた人たちで話し合って分ける>場合と<復元できる腕をもつ職人が土地を買い上げて、プランを書く>か、生まれてくるプランは全然違ってくる。


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