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FRBは本当に必要なところに資金を投入せよ(FT)

FTの Let the Fed put money where it is really needed という非常に難解な記事から

FRBが「インフレの抑制(=お金の流通量を制限)」と「不況の回避(お金をより多く流通させる)」という二律背反な2つの目標を同時に達成しなければならなくなったのはなぜか?という話から始まります。

その理由はブレトンウッズ体制の崩壊までさか上ることになります。これにより金(Gold)の裏打ちがなくても、FRBは無尽蔵にドルを印刷できるようになりました。中央銀行FRBが景気循環を拡大させる自由を得たという人もいます。

そして政治家が経済に対する厳しい判断を行うの避け、経済政策の決定に関する責任を中央銀行であるFRBに転嫁するようになります。

また、シャドーバンキングという銀行以外の証券会社やヘッジファンドが金融の仲介を行う業務が拡大し、それが経済の「金融化」につながり、成長の鈍化・不平等の拡大・金融変動の増大をもたらしたと考えれています。

経済の金融化とは、一国の経済全体に占める金融セクターの規模と重要性が高まることを指します。これにより短期的利益を追い求めることが重視され、人材も金融業に流れ、製造業など長期視野での投資が必要なセクターへのお金の流れが減り、アメリカの製造業が衰退することになります。

FRBが駆使できる道具は限られているため、経済政策の失敗の責をFRBだけに負わせるのはおかしいとも記事では指摘しています。

シャドーバンキングへの規制など行き過ぎた金融化を止めるような政策はすぐには期待できないですが、(FRBがより人々のためになるために)例えば個人がFRBの口座を保有するデジタルウォレット(恐らくデジタルドルのこと)のような取り組みはできるのではないか?という提案で記事を締めくくっています。

【龍成メモ】

FTの記事というか社説(Opinion)は結局何が言いたいのか分からないことがよくありますが、最後の最後で「個人がFRBの口座を保有する」という話が出てきたのが面白かったです。

私のデジタルドルのnoteでも詳しく書いてますが『貨幣は、支払い手段、価値の保存、勘定の単位として機能します。米国では、お金にはさまざまな形態があります。』という事実、特にお金には様々な形態があるというのは凄い話です。

Photo by Pixabay from Pexels

#ブレトンウッズ体制の崩壊 #FRB #デジタルドル #シャドーバンキング


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