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アメリカCEOの給与は高すぎるのか?(The Economist)

Are America’s CEOs overpaid? というThe Economistの記事。

例えば、労使の対立が未だに続いている米国自動車メーカービッグ3のCEOの給与は以下の通り。

  • フォードのJim Farleyは2,100万ドル(約31.5億円)

  • ステランティス(旧クライスラー)のCarlos Tavaresは2,500万ドル(約37.5億円)

  • GMのMary Barraは2,900万ドル(約43.5億円)

S&P500の社長の平均収入は平均的な労働者の約250倍になります。米国CEOの報酬は欧州や英国のCEOよりも多く、アルファベットやワーナーのCEOは年収に加えて、2億ドル(約300億円)を超える株式報酬を得ています。

投資家たちはCEOの高収入を気にしておらず、むしろ報酬が高くても株価として高いリターンを出してくれる希少で優秀なCEOを欲しています。

欧州の経済的な低迷は、経営者を含めた給与に対する平等的な考え方や、経営幹部の獲得競争の少なさが一因になっている可能性もあります。

一方で、CEOの報酬を決める取締役会をCEOが牛耳っているケースもあり、CEOの高い報酬に対して一部の取締役は反対できないでいるのかもしれません。

【龍成メモ】

アメリカに住んでいた時は「お金はいくらあっても足りない」という感覚がありました。

なぜかと言えば、アメリカの中でも都会に住んでいた影響で「安くてよい暮らし」というのが、ほぼないからです。

例えば、健康で美味しい定食とか、1日5,000円台のウィークリーマンションでも、快適で清潔でお風呂はボタン1つで自動でたまるとかです。

逆にシリコンバレーの大豪邸とか、青天井なラグジュアリーも目にすることが多く、お金を持つことはいいことだというメッセージが頭に刷り込まれ続けたのかもしれません(日本に帰ってきて完全に消えましたが(笑))。

#所得格差 #ビリオネア #CEO #株価

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