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次の「住まい」の見つけかた。(長崎へ)

このnoteは、「複住スタイル vol.5英和ムック)」に寄稿した内容に追記したものです。

複住スタイル Vol.5 (英和ムック)


旅先に出向くと、地域住民から「どちらから?」と必ず尋ねられる。素直に「東京から」と答えられるといいのだが、多拠点生活を続ける身にとって、正直答えに苦慮する質問だ。確かに、住民票は東京都にあるが、月に一週間いるかいないか、家だけあるようなもので、僕の住まいが東京にあるとは言い難い。

心の住まいは、今も故郷・長崎にあると感じているし、旅の出発点が、そもそも東京でも長崎でもないことも多い。東京を出発して奈良にしばらく滞在し、京都から特急・サンダーバードに乗って金沢に到着、能登の温泉まで行った際、地域の方からいただいた「どちらから?」の問いに思わず「京都です」と答えてしまった。ここで予想外にも「京都」を話題に盛り上がってしまい、取り繕いに一層苦労した。よりによって京都という街の名を迂闊に出した僕が間違いだった。

HafH Nagasaki GOTO The Pier

どこに「住んで」いるのか。

絶対的な「住まいの証明」として成立するはずの「住民票」は、事実だとしても、真実ではなかったりするという、令和の複住時代を迎えている。住まいの定義は十人十色、一人ひとり違いがある。

とある多拠点居住者は「同じ服を洗濯して2回目のローテーションが始まったら」その場所を住まいと感じるそうで、同時多発的に「住まい」を感じる土地があると言っていた。とあるフランス人は「ワイングラスを買おうと思った場所」と答えた。土産にするにしたって少し抵抗のあるガラス製品を自分のために買い、その地で買ったワインを自分のグラスで飲みたいと思った場所、そこが「住まい」だと。これはまた、悔しいくらいに粋な答えだ。

HafH Fukuoka THE LIFE

『複住スタイル』を手に取った方は、誌面を通じて地域の多様な魅力に触れ、次の住まいを選ぶのにむしろ苦労しているかもしれない。或いは「この街かな」と決まりつつある方も「ここでいいのか」迷っているかもしれない。そういう時に、自身ならではの「住まいの定義」を持っておくといい。

「ワイングラスを買おう」と思えるくらいに安心できる場所か?美味しいワインを知るのに信頼足りえるワインプロフェッショナルがいるか?ワインを一緒に飲んでくれる仲間やパートナーがいるか?一人ひとりの「住まい」を感じる定義を持つことで、自身が大切にしている価値がクリアになり、間違いのない次の住まいの選択肢に辿り着きやすくなる。こうして住まいへのこだわりを大切に育めると確信した場所は、きっと「ここが住まいだ」と胸を張って言える場所になるだろう。

人生は、時に「旅」と比喩されることがある(journey of life)。すべての「住まい」は人生という旅の休憩所でしかないという考え方だ。こうなると、ここまで語ってきた旅先と、住まいの境目を考えること自体、意味をなさないのかもしれない。旅に連れだすサブスク「HafH」を通じて多拠点居住を続けて4年目を迎え、津々浦々と訪れ続けた身にとって、次の旅先に求めるものは「おかえりなさい」と言ってくれる人がいる土地になってきた。「向かう」旅先から「帰る」旅先へ。帰った先に僕の「住まい」がある気がする。

(以上「複住スタイル」Vol.5 より)

次の住まい先に「長崎」を。

五島市のビーチと、HafH Nagasaki GOTO The Pierに住まう羽舞さん

異国の文化を上手に取り入れ、自分達の文化にちゃんぽんして取り入れる。地域文化そのものが「多様性」という、最近のトレンドを何百年も前から地でやってきた街、長崎は、今の複住時代にはピッタリの町だと思う。日本ぽすぎず、海外ぽすぎず、「他と同じ」があって「他と違う」がいっぱいある街、長崎。

毎年、HafHには全国(あるいはコロナ前には世界中)から住人が集まり、1ヶ月〜長崎暮らしを楽しんでいる人がいます。Yahoo!ジャパンで働くなじまさんは長崎での暮らしを「余白がある」と、この暮らしをYahoo!のコーポレートサイトで紹介してくれました。複数の住まいを持つのに、少し不安はあるかもしれないけれど、最初のステップから丁寧に紹介してくれています。

家具不要、光熱費やWi-Fi費不要。長崎県内の古い建物を完全リノベーションした「まるで地方の住まいとは思えない」スタイリッシュなシェアハウスで、1ヶ月から住まうことが可能です。

気になる施設情報

住人の受入が可能なのは、以下の施設です。
ぜひ各施設にお問い合わせください。

HafH Nagasaki SAI

施設での暮らしの詳細はこちら。1泊からの宿泊も可能で「まずはお試しに長崎に行ってみよう(片道切符)」だったり「市街地から離れるのは不便そうで少し不安」という方におすすめです。カフェやコワーキングも備えているので、長崎の便利を全て凝縮したのが、ここ、HafH Nagasaki SAI。HafH生誕の地です。

HafH Nagasaki Garden

Yahoo!企業サイトにも紹介されたHafH直営2つ目の施設がこちら。丘の上にあり長崎の絶景を独り占めできる施設です。一度住み出すとなかなか出られない、大人気物件。サムネイルからもみれる通り、すぐ上にファミリーマートがあり、ちょっとした買い物には全く困らないという、丘の上ながらに、奇跡的に便利な場所でもあります。ここからの景色、そして風をどうか一度は味わっていただければ幸いです。

HafH Nagasaki GOTO The Pier

そして、今、話題の #五島列島 にもHafHは既にシェアハウスを運営。五島列島の素敵な移住者たちに囲まれた生活を過ごすことができます。特に夏は人気物件となっていますので、興味を持った方は今すぐご相談ください。

HafH Fukuoka THE LIFE

また、九州の玄関口・福岡でも直営施設を運営しており、住人を募集中。またカフェも運営していることもあって「フリアコ(家賃無料で、お手伝いをしてもらう制度)」も積極的に実施。住居費を浮かせながら、夢に向かってチャレンジする住人も多数います。

新型コロナウィルスによる移動制限も少しずつ緩和してきた2022年8月。いよいよ、自分らしく生きる、ライフスタイルに思いっきり挑戦できる夏が訪れてきました。

この夏からの挑戦を、長崎で。
お待ちしています!

Enjoy your life journey!


Thank you for your support!