見出し画像

ギタリスト列伝:3 ウィルコ・ジョンソン(Dr. Feelgood)とミック・グリーン

ギタリスト列伝:3人目は「ウィルコ・ジョンソン」にしてみました。

<ウィルコ・ジョンソン>
今では、それほど聞くこともありませんが、若いころは「Dr. Feelgood(ドクター・フィールグッド)」をよく聞きました。

「ドクターフィールグッド」と言えばパブ・ロックの雄と言ってもよいバンドですが、その(初代)ギタリストが「ウィルコ・ジョンソン」です。
ウィルコ・ジョンソンが所属していた期間は短いですが、私は、その時代のしかしりません(少なくとも記憶に残っていない)。去年、亡くなってしまって残念でした。

私が好きだったのは、ファースト「Down By The Jetty(75)」ですね。
あれと、セカンドとサードとライブアルバム1枚の計4枚だけでしたかね、ウィルコ・ジョンソンが参加していたのは。
もう、細かいことは忘れましたが(笑)。
まぁ、でも、すごく影響を受けたギタリストの一人です。

とりあえず、代表曲の一つを貼っておきます。
このライブの映像は当時は知らなかったんですが、いかつすぎますねw
ヴォーカルのリー・ブリローも怖い(笑)。
でも、この人、ブルースハープもかっこいいんですよね。
しかし、この動き、怖いわ。
どんだけ気合入ってるんですか?って感じですね。

まじめな部分で書けば、彼らがやっていたライブ会場のスペースはおそらく広くなかったからか、それで、最低限のスペースの中で最強の動きを研究した結果、こうなったのかなとか思ったりしてます。

なづけて「省スペース、最大化パフォーマンス(そのままやん)」

ジミヘンとか、ピートとか、リッチー先生とか、ギター壊しをする人も結構いましたが、この二人、「破壊しなくても破壊的」ですね(笑)。
ほんと、怖い。一種のホラーですね(ウィルコ、たしか、それ系の俳優もしてましたよね。映画は見たことがないですけど)

She Does It Right

ウィルコ・ジョンソンと言えば、あの特徴的なカッティングですね。
黒のTelecasterに赤のピックガードがトレードマークですよね(この映像の時は、赤ではなく黒ですね)。

彼もピックを使わないギタリストですが、ほんとに強力なサウンドですね。
原型は、この後、書く、ミック・グリーンでもあるんでしょうが、ある意味、ライブで音がエグイ時のキースとかとも同じ系統とも言えますしね。
まぁ、なんにせよ、私の中でのカッティングの基準の一つになった音です(笑)。

この音は、この年になって聞くと、ちょっと音がいかつすぎてきついところもありますが、やっぱすごいですね。

当時、ウィルコのソロの方も聞いてましたが、やっぱ、ドクターフィールグッド時代の方がすきですね。

私が聞き始めたときは、もうソロでしたが、それでも、好きでしたから、何度かライブにも行きました。

ライブの終盤では、弦を切ったり、流血しているのを見た記憶があります(笑)。あの弾き方でTelecasterのブリッジのでっぱりがあると、当然そうなりますよね。ウィルコの弾き方で弾いていたときに、自分も経験があります。当たり所が悪いと数日、手が痛い(笑)。

実は、私のTelecasterのブリッジには、そのときの血が凝固して、そのまま同化してしまって、黒くなって、一部、今でも残っています。
青春の汗ではなく「青春の流血」ってところでしょうか。


<ミック・グリーン>
繋がりで、もう一人書いておきたいのですが、ウィルコ・ジョンソンが、手本にしたのはジョニー・キッド&ザ・パイレーツのミック・グリーンですが、彼のギターもえぐいですね。もっとも、私自身は、この方からはウィルコほどには影響は受けていませんが、つながりで言えば外せないかなと。

パイレーツはビートルズやストーンズより早く、たしか、50年代後半からイギリスでやっていたわけで、少し早すぎたんでしょうね。

そういえば、後年、ポール(マッカートニー)のソロアルバム(Run Devil Run)で、デイヴィッド・ギルモアとミック・グリーンが参加してるのを聞いたときは、ぶっ飛びましたね。いや、これはギタリストの私としては、ポールよりミック・グリーンに眼がいってしまいます(笑)。
※個人的趣味としてはPaulのソロの中では、これがかなり上位です。

ジュールズホランドの番組に出ていた時の映像、スカパーで見たやつ、YouTubeにもあったので、それも貼っておきます。

後、これ、ドラムがイアン・ペイス(言わずもがなですが、ディープパープルのドラマー。念のため)なんですよね(イアン・ペイスはシンバルワークがほんとにすごいと常に思っています。ほんとにすごいドラマーだと思います)。なんというメンバーなんだ。

これ、いつかやってみたいな(笑)。たぶん、ある程度、似た音は出せるはずなので、アルフィーを誘ってやってみようかな。

ウィルコ・ジョンソンから脱線してしまいましたが、列伝3を終わります!
「列伝」と言いつつ、これはマイペースに今後も書く予定です。

私は、ギタリストではあるんですが、今は、そこまでギターリスト視点のみではないので、若いころに感銘を受けた人たちを中心に書いてみようと思っています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?