「体験談」自分がD判定から地方国立大に現役合格した勉強法 パート2

前回の記事の続きになります。前回では国語、数学、英語といった基礎科目を紹介しました。今回は理科社会です。

理科社会ですが、意外と大事な科目になります。というのも、
①国公立でも私立でもほぼ確実に、どちらか、もしくは両方受験する必要がある。
②国数英と違い、2年から勉強が開始する科目もあり、勉強する期間が短い。

特に②ですね。中高一貫校や、特別に塾や予備校に通ってない限り、スタートが2年生からというのはハンデです。
なので、効率的に覚えないといけません。

今回の理科、社会は基本的に暗記科目を取り上げます。
物理は数学同様、積み上げなので、数学を参考に頑張ってください。

理科、社会の暗記科目の勉強法

基本的に、この2科目は暗記科目です。
なので、裏を返すと、勉強時間に比例して、確実に点数は上がります。
重要なのは暗記の効率です。効率の良さにより、点数の上がり方が左右されます。

昔は暗記方法の定番と言えば、「書いて覚える」でしたね。私が学生の頃もまだまだこれが主流で、まじめな同級生は、重要単語を何度も書いてました。

ですが、この20年間くらいで脳科学の分野は格段の進歩を遂げ、結果、暗記方法もかなり科学的にアップデートされました。

①とにかく参考書、教科書を何度も読む

東大生の方が、「教科書を7回読んで覚える記憶術」という本も出されましたが、何度も読むことが大事です。
1回の学習で記憶に定着する量は、だいたいインプットした情報量の20%と言われています。
もちろん個人の記憶力の差はありますが、50%を超えることはないようです。つまり、1回読んでも覚えることはできないということですね。

なので、何度も情報をインプットすることで定着させていくことが大事になります。
私も、教科書や参考書をノートに書き出して、何度も書いて覚えるということはしませんでした。

ちなみに、ながら読みでもいいから何度も読むことが大事です。
真剣に何度も読む>ながら読みでも何度も読む>真剣に1回や2回だけ読む

この順で記憶力に定着しやすくなります。
私は、理科や社会は、国数英の勉強が終わった後、音楽を聴いたり、テレビを見たりしながら息抜きがてら読んでました。

何かしながらでいいの?とおもうかもしれませんが、テレビを1時間見たとしても、CMがまず15分あります。
それに1時間の番組をずっと真剣に見ることって少なくありませんか?
どこかでつまらないとこ、興味のないところがあるはずです。
その時にスマホをいじったり、ぼーっとするのではなく、手元に置いている参考書を読みましょう。
これだけで気分転換しながら15分から30分くらい、理科社会の勉強ができます。
これを毎日、行えば1回30分として、1か月間で15時間、1年間で180時間の時間を確保できます。

②ストーリーを掴む、関係性で覚える

記憶力を競う大会が国際的にあるのですが、その大会の優秀者の人たちの多くはストーリー法や関連法という方法で記憶しています。

これを応用すると、日本史や世界史の歴史は、ストーリー、つまり流れで覚えたほうが圧倒的に記憶に定着します。
つまり、映画やドラマ、漫画、小説を観たり、読むのも勉強だということです。
これもそんな時間使ってもいいの?と思うかもしれません。
でも、ただ教科書や参考書を読んで、なかなか覚えられないなら、いっそ2時間映画やドラマ見て覚えちゃったほうが効果的です。

受験勉強は長丁場なので、息抜きや気分転換をどのように上手く入れるかが大事になります。こういった気分転換しながら勉強する時間というのも重要になります。

関連法ですが、こちらも経済や倫理、生物や地学といった科目で重要になります。ただ、教科書読んでもわからなかったりしますよね。
こういったものも、ナショナルジオグラフィックなどのドキュメンタリーや、YouTubeなどの解説動画などを見ると、何と何が関連しているのか、どう作用しあっているのか、などが理解できて定着が進みます。

今の時代は、ネットフリックスやYouTubeなど、低額、無料で見れるコンテンツが多くあります。それを使わない手はありません。

終わり

以上、勉強法でした。
1年間以上の長丁場の勉強は、闇雲にやったり、無理をしても続きません。
長い長いマラソンなので、休憩をはさみながら行うことが大事です。
少しでも参考になれば、そして皆さんの結果につながれば幸いです。

今回も読んでいただき、ありがとうございました。

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また次回の記事でお会いしましょう

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