見出し画像

選手の身体を知る為に自分の身体をもっと知るべきじゃないだろうか

自分のことが知りたいと思うようになったのは、どんな治療方法を学んでも解決しないような目の前にクライアントに出会ったから。


厳密に言うとその治療方法が理解しきれず、体現しきれない自分だったんだと思う。


2013年頃だったと思う、このままだと目の前の患者様をこれ以上痛みや不調から解放する事ことができないと思い自分の身体に向き合うようになったのは。


7年前だから30歳ごろのことだ。


小学時代から怪我が多く、どこも痛くない状態で思いっきりスポーツをした記憶はほとんどない。


先日そんな怪我のレキシについてPodcastでもしゃべっているのでよければお聞きください。


こんな経験をしたからこそスポーツ選手に最大限サポートしたいと思いスポーツトレーナーを志し、理学療法士としてスポーツ整形でがむしゃらに働いた。


ある程度の知識や経験がつくとスポーツ障害に対して、手術後のリハビリに対して困らなくなってくる。

それでも画像上は問題のない部位の痛みや、身体各部位に出現する痛みが評価と相関せず理解しがたい訴えを伝えてくるクライアントにも多く関わるようになったのもその頃だったと思う。


どんな人でも治したいと思うのは治療者の傲慢かもしれない。


でも30歳の頃の自分は確かにそう願っていた。


なんでも治せるゴッドハンドに憧れ

どんなクライアントが目の前に来ても

自分がなんとかする。


そう思って臨床に取り組んでいた。


自分の心身のことなんてほったらかしにしてだ。




そんな時、過労が重なり勤務中に倒れてしまった。



完全に自己管理不足だった。



どれだけ自分への負荷がかかっていて、それが自分に対処できるものであるかを理解出来ていなかった。


その時迷惑をかけてしまった同僚や担当していた臨床実習の学生には本当に申し訳なく、自分の至らなさに猛省した。


そんな事の重なりから自分の身体の向き合うようになり、治療手技だけでなくボディワークを学びに行き、自分自身がクライアントとしてジャイロキネシスやジャイロトニック、ヨガにも通っていた。

徐々に自分の身体が変わりだすと自分の身体にも興味が湧いてきて、身体が変わるのが楽しくなってきた。

元々が非常に身体が硬い方だったので、存分に伸び代があったんだと思う。


慢性的な腰痛も解決し、イライラすることも徐々に減って。

頭痛や肩こりで困ることも慢性的だったのが、どんどんと頻度が減ってきた。



自分の身体が変わっていくことで、何が自分の身体に対してネガティブに働くかについても深く考えるようになった。


それは普段の姿勢や食事。

着衣や情報収集の仕方や人との関わりなど。

全てが自分の心身を構成する"前提条件"になっているんだと気づけた。


自分の不調の要因やこれまでの慢性障害の要因が自分の中にある要因であると整理できると目の前の選手の訴えに対して指導の仕方が変わってきた。


最初から調子が良い人よりも悪い状態からひとつずつステップを踏んでここまで来たから、どうやってこれたかはよく覚えている。


安静や定型的なストレッチやセルフケアで解決するのであれば苦労はしない。

(今回の休校期間でこれまでの痛みが軽減している選手も根本的な問題が解決できていないと再開後に怪我のリスクが高まるので要注意です)



痛みが長期化し、難渋する事例ほど要因は寝深く、それは私の怪我のレキシではないが古傷が要因になることもあれば精神的な部分やチームメイト家族との関係性が影響していることすらある。

そんな多岐に渡る要因に対しても自分自身が変わってきた過程を通して、定型的に伝えるのではなく、徹底的に聞くことができるようになった。


そして選手自身に自分の身体に、自分の心に興味を持ってもらうように伝えることができるようになってきた。


スポーツトレーナーも理学療法士も選手の痛みや不調を解決するきっかけを与えているにすぎない。


最後は自分で自分をコンディショニングしていくべきだし、それを指導しているスポーツトレーナー自身が自分のコンディショニングを出来ていないのであれば、本末転倒だと思う。


目の前の選手がまだまだ困っているのであれば

まずは言い訳をせずに自分の心身に徹底的に向き合ってほしい。


そうすることで見えてくる景色が確実にある。


硬さを取るのも筋力を向上させるのもパフォーマンスを上げることもそこまで難しいとは感じない。


でも選手自身が自分の身体に徹底的に向き合い、自己完結できる状況を構築するのにはまだまだ環境や文化含めて障壁がたくさんある。


だからこそ言いたい。


スポーツトレーナーやセラピスト自身が自分の心身に徹底的に向き合い

どこにも何にも不調がない状態を準備していってほしい。


私自身、おかげさまで今はほとんど、どこにも支障がなく業務が行えている。

自律神経の不調も多かったが随分と落ち着いてきた。


これまで慢性障害を解決し、自律神経の問題を解決し、想定外の事象をひとつずつ解決してきた全てをこのストレス過多の状況と共存できるようにしっかりと送り届けていこうと思う。


是非とも困っている方は引き続きこのような形でお伝えしていくのでほどほどに期待して待っていてください。


待ってられない方はオンラインサロンでもっと具体的で再現性のある手法を仲間とともに共有、発信しているので是非とも一度以下のページを覗いてみてください。


きっとお役に立てると思います。

自分の身は自分で守る

その為の手法はいくらでもあります。

どんどんチャレンジして1日でも早く不調のない穏やかな状態で


目の前のクライアントへ最高のサポートをしていってください。

そして選手や指導者自身もトレーナーや医療者に頼らず自分で自分を守れる準備をしていきましょう!!!


長くなりましたが、今回はここまで


サロンの案内だけ再度貼っておきます。

サロン内で多くの皆様と一緒に心身に向き合えることを楽しみにしております!



最後までお読みいただき、ありがとうございました。



赤山僚輔

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?