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「いい人がいたら」というスタンスでは、いい人は絶対にこっちを見ない

9ヶ月ほどのご無沙汰です、河村です。

タイトルは若干釣り気味ですが、これは正直真実だと思っていて。僕らの会社(というか親会社のVOYAGE GROUP)がよく候補者やエージェントさんから言われるのが「正直何をやってるかいまいち分からんけど、色々やってるしなんかすごそう」という言葉です。そんな会社、しかも子会社が求人票オープンにしましたーだけで応募が来るわけがなかったです笑

とはいえ最近では、人事と一緒にダイレクトリクルーティング活動をして候補者とオンラインなカジュアル面談で話させてもらったり、人材紹介エージェントさんたちとmtgの機会を設けてもらい採用の温度感・求める人物像についてひたすら話をさせてもらったり、応募があった候補者さんの書類選考・面接などをさせてもらってます。人事や間に入っていただいている経験豊富な仲介役の方のおかげで、ようやく頻度高く、回数を重ねることができてきました。

そしてようやく...
1名のエンジニアの方に承諾いただきました!
これは本当に嬉しい出来事。

ということでこれまでの歩みをまとめてみようと思います。

ここ数ヶ月やってきたこと

9ヶ月ほど前、

を書き上げて「いやーいいこと書いた」って思ってたんですが、そんなに簡単に応募が増えるはずもなく。そりゃそうです、僕らは何をやってるかわからない会社筆頭なので(言い過ぎ)。しかも求人票には「これ!」というような特定のキーワードがなく、人材データベースに対して非常に検索かけにくいらしく。知ってましたけど。

なので、まずはできることから始めよう、ということで人事と一緒にダイレクトリクルーティングを動かし始めました。開始当初はvoyagebook(後述)は出版されてなかったので、地道な声掛け、カジュアル面談で求人票に書いてあることを語る・共感を得る、をひたすらやっていました(もちろん現在もやっています)。

それと並行してかもしくはその前だったか記憶がアレですがvoyagebookの話が出てきて。正直「CTOになり立てで歴史についてそんなに語れないしマジかよ(本心です)」という気持ちで臨んだにも関わらず、素晴らしい本に仕上がっています。

voyagebook

t_wadaさんによる対面インタビュー、LambdaNote 鹿野さんによる編集。インタビューの際は前田さんと好き勝手話していたけど「本になるとなんかすごそうなことを言っている風に見える!すごい!」と笑

というのは半分冗談ですが、Zucksに限らず、我々VOYAGE GROUPのこれまで、今、そしてこれからの等身大のエンジニアの姿について語っています。

書評や評判に関してはわたしが語るより以下のリンクを見ていただくのがよいかなと思います。

というのも、読んでいただいた方においてはご理解いただけると思うのですが、本の中で語られているのは、なにか具体的な問題に対する答えや解決策、つまり銀の弾丸ではありません。なにより前述した通り等身大の姿なので、読み手の立場や所属している会社のフェーズ等によって捉え方が異なるであろうから、ですね。

とりわけ2章については、文化について焦点をあてて話をさせてもらいました。以下の記事にて裏側を暴かれています。

わたしが遅めの夏休みで不在のため(本当です)、それぞれのチームの人たちに「実際どうなの?」というところを赤裸々に語ってもらいました。soudaiさんの司会、本当にすごいなー。

この2章で伝えたかったのは求人票に関するエントリで書いたことと同じです。

​僕らは本当にいい仕事してると思うし、今いるメンバは本当にいい経験をしていると思います。だってお互いをリスペクトしつつ、絶対に物事を前に進めようという姿勢で仕事に取り組んでいるから。これはエンジニアだけに限らず、ビジネスサイドも同じです。

そして共感してくれるファンを見つけたかった。

採用活動本格化

夏くらいからだったと記憶してます。

しかも求人票には「これ!」というような特定のキーワードがなく、人材データベースに対して非常に検索かけにくいらしく。知ってましたけど。

この部分をなんとかしようとエージェントさん方とmtgをし始めました。とはいえ求人票に記載してある内容は変えたくなかったんですよね。そこには言いたいことが書いてあるし、Zucksエンジニアチームとしての1つのアウトプットなので。

なのでそういった現場の事情を鑑みて、良さそうなエージェントとのご縁を取り持っていただける方を仲間に迎え、現在ものすごい勢いでmtgを開催してます。応募数も徐々に増えてきました。もちろん面接まで進まないケースも当然ありますが、応募に対しては丁寧なフィードバックを心がけるようにしています。また面接の前後などで詳細な振り返りや申し送りなどを繰り返し行い、自分たちの採用活動のスタイルに道筋を見つけようと苦心していました。

そういった活動の中で、もちろん今までの地道な努力があってこそだとは思いますが、冒頭に書いたようにエンジニアの方に承諾をいただくことができたのです。

また、ダイレクトリクルーティングをフックに、とても優秀なエンジニアの方にも出会うことができました。9月からジョインしていただき、チームによい影響を与えてもらっています。よい方と巡り会えたのは、たゆまぬカジュアル面談開催の成果だと思っています笑

まとめ

ダイレクトリクルーティングからカジュアル面談することも、エージェントさんたちに会って求人票で伝え切れない想いを伝えることも、voyagebookにまつわる色々も「いい人に出会うためのチャネルの1つ」です。

まだそれほどやれていないのはイベント等の外部登壇などですが、自分たちが必要だと考えるならやればいいだけ。

採用は組織のエンジニアリングです。でも無理に拡大しようとは思ってないし、これまでの文化を変えたいとも今のところは思っていない。ただ事業部としてやりたいことが、リソースに起因して進められないことはできる限り避けたい。もちろん内部的なシステム改善(リアーキテクチャ等含む)を行い素早く手を動かせるようにしていくのはやっていくとしても、それに追いつけないケースは今後も起こりうるでしょう。また様々な不測の事態に備え、シュッと手を打てるようにしておきたい。

ただし採用活動はリードタイムが多少なりとも必要なものなので、やはり定常的に活動し続けることが大事だなと思う今日この頃です。

最後になりましたが、最近こんな取り組みを始めたので、VOYAGE GROUP・Zucksに興味を少しでもお持ちの皆さま、またいずれ就職・転職活動する際のフィールドワークとして気軽に話を聞いてみたい方でも構いません。ぜひお話しましょう。


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