高橋亮祐@Acompany CEO

Acompany CEO / プライバシーテック協会 会長 / 名古屋大→起業 / 3…

高橋亮祐@Acompany CEO

Acompany CEO / プライバシーテック協会 会長 / 名古屋大→起業 / 30歳 / Forbes 30U30 Asia&Japan / 会社紹介 ➧ http://bit.ly/3GKC6V1

マガジン

  • Acompany

    • 181本

    Acompanyに関連したnoteをまとめています。

最近の記事

  • 固定された記事

エンプラSaaSの可能性、日本の10兆円超えのエンタープライズソフトウェア市場

先日、ALL STAR SAAS FUNDの2024年のSaaS業界「5大トレンド」の予想が実施されていました。その中でSaaS企業の変化として「エンタープライズシフト」が紹介されました。エンタープライズシフトとは、これまでSMBが中心だったSaaS企業がより市場と予算が大きい大企業(エンタープライズ)を狙う動きを指します。 SMBを席巻してエンタープライズ領域に切り込んでいくというのは、とても綺麗なストーリーです。しかし、個人的には多くの場合この戦略は非常に困難が伴うと思

    • 「評価の適正さ」が4.3へ!シリーズAスタートアップが実際に運用する評価制度を紹介

      この記事ではシリーズAのスタートアップで実際に運用する「評価制度」について紹介します。 今回の記事では許可をいただけた社内メンバーの実際の評価フィードバックの内容を紹介しながら、どのように評価を実施し、運用しているのかを紹介いたします。 前提 シリーズAのフェーズで運用 開始時約20名、現在約40名 運用期間、約1年 評価制度の目的シリーズA前後では会社によってはあえて「評価制度を入れない」という意思決定をしている会社もあるかと思います。 Acompanyが評価

      • エンプラSaaSにおける「プロフェッショナルサービス」の重要性とその理由

        以前の記事で、エンプラSaaSの可能性について取り上げました。 継続してエンプラSaaSのトピックについて記事にしていきたいと思います。今回はエンプラSaaSで重要となる「プロフェッショナルサービス」という概念について取り上げたいと思います。 「プロフェッショナルサービス」とはソフトウェア企業における「プロフェッショナルサービス」とは、ソフトウェア提供に付随して追加提供するサービスのことを指します。具体例としては、カスタマイズ実装や教育・研修支援、製品サポートなどが挙げら

        • なぜ、「カルチャー」に投資をするのか?

          Acompanyでは、カルチャーは重要な投資領域だと考えています。 Acompanyでは「ORではなく、ANDを模索する」という行動指針があります。それなりいいというGoodではなく、卓越したGreatと言えるレベルを実現するためにこのANDを実現していくことがとても重要だと考えています。 実はAcompanyの経営テーマもこの考えに即しています。Acompanyの経営テーマは、「人」「カルチャー」「事業」の3軸すべてで極めて高い水準を実現することです。カルチャーはその3

        • 固定された記事

        エンプラSaaSの可能性、日本の10兆円超えのエンタープライズソフトウェア市場

        マガジン

        • Acompany
          181本

        記事

          20代の振り返り、地方大学生からスタートアップ起業家へ

          この記事を書いているのは、2023年12月10日。早いもので2023年ももうすぐ終わりですね。今年は僕が30歳になった年でもあります。 先日、ご縁あってCO-Doというプログラムで20代をどのように過ごしてきたかの振り返りを話させていただきました。登壇資料はこちらで公開しています。今回はその時話した内容をベースに20代の振り返りを書いていきます。 この記事では体系立てて学びを整理するという感じではなく、時系列を辿りながら「変化のリアルはこんな感じでした」という内容です。

          20代の振り返り、地方大学生からスタートアップ起業家へ

          スタートアップ創業者のキャリアとセーフティネットについて

          スタートアップをやっていると、「リスクを取ってすごいですね」といったコメントをよくもらいます。おそらく失敗したスタートアップの話は表に出てこないので、「スタートアップの失敗=キャリアが終わる」みたいなイメージを持っている人が少なからずいるのかなと思います。 しかし、実際のところそんなこともないです。むしろ、僕の観測範囲でいくとスタートアップを創業して、やめる意思決定をしてからキャリア的に成功(何をもって成功というかは難しいですが)しているケースもたくさんあります。例えば、メ

          スタートアップ創業者のキャリアとセーフティネットについて

          データコラボレーションが必要な理由、日米で差は900倍近く

          はじめにAcompanyの高橋です。 ARR1000億を突破するクラウドデータウェアハウスの雄、Snowflake。先日、CEOであるフランク・スルートマン氏が都内で開いた記者会見で、日本はアメリカに次ぐ2番手の市場として重視している内容の記事が公開されていました。 今回はSnowflakeも注目する日本のデータ利活用と、今後のトレンドについて思っていることを書いていきます。 ===2023.10.29修正=== データブローカー市場の規模について誤って世界市場規模を参

          データコラボレーションが必要な理由、日米で差は900倍近く

          エンジニアがAcompanyを選ぶべき理由

          現在、Acompanyではエンジニア採用を急務で進めています。大変ありがたいことに、データクリーンルームソフトウェア「AutoPrivacy」の需要が高まっており、人が足りていない状態です…! 社内では、クソコードを募集して、なんとかエンジニア興味をもっていただこうという珍行動まで発生しています クソコード作戦は社内エンジニアに刺さらず、断念となりました(笑) *timesとは、メンバーそれぞれの専用スラックチャンネルで、社内twitter(X)みたいなもの ※キャラが

          エンジニアがAcompanyを選ぶべき理由

          2022年を振り返りつつ、ピボットから半年でシリーズA調達までの裏話をする

          どうも、Acompanyの高橋です。 この記事は、本記事はAcompany Advent Calendar 2022の25日目の記事となります。 もう年末ですね。本当に1年があっという間すぎて、ビックリします。何だかんだで、今年も大きな変化があった1年でした。 (この記事、6000文字弱と結構長めの記事なので、年末年始でお時間あるときに読んでいただければと思います🙏) さて、先日の資金調達リリースにあわせて、カルチャーデックの最新版を公開しました。 その中で、沿革ペー

          2022年を振り返りつつ、ピボットから半年でシリーズA調達までの裏話をする

          まじで困っているので助けてください。

          どうも、Acompanyの高橋です。 この記事は、本記事はAcompany Advent Calendar 2022の21日目の記事となります。 本日、シリーズAの資金調達を発表いたしました! また、先日は博報堂さんとの業務提携、先週はKDDIグループのctcさんとの戦略的業務提携を発表いたしました! 「絶好調で、最高です!!」と言いたいところなのですが、実際人が足りずにかなりヤバい状況にあります…。 なので、この記事ではAcompanyが「現在どういう状況」にあり、

          まじで困っているので助けてください。

          プライバシーテック市場は、技術だけでは十分なバリューが出せない

          どうも、Acompany(アカンパニー)の高橋です。 Acompanyでは、プライバシー保護技術の一つである秘密計算の技術開発からスタートをし、現在では企業の持つ個人データを始めとしたプライバシーデータの利活用を技術と法律の両面から支援をさせていただいています。 今回は、プライバシーテックというカットで技術サイドを取り上げられる事が多いので、プライバシーテックの社会実装には技術だけでは十分ではないという話を書いていきます。 個人データの利活用に法律検討は必須わざわざ言及

          プライバシーテック市場は、技術だけでは十分なバリューが出せない

          海外トップVCが注目する「PrivacyTech」

          はじめにどうも、Acompanyの高橋です。 2018年6月20日に名古屋大学の学生だった僕がAcompanyを創業してからあっという間に4年が経過しました。ちょうど節目でもあるので、今のAcompanyが張っている未来と技術の話を書いていきたいと思います。 世界中で注目される「PrivacyTech」今のAcompanyはPrivacyTechのスタートアップです。つまり、Acompanyは「PrivacyTech」の未来と技術に張っています。 まだまだPrivacy

          海外トップVCが注目する「PrivacyTech」

          秘密計算スタートアップを辞めます。

          どうも、アカンパニーの高橋です。 今回は「Acompanyは、もう秘密計算だけの会社じゃありません。」という話です。 この度、Acompanyは秘密計算スタートアップから「プライバシーテックスタートアップ」へと事業の方向性を再定義いたしました。 今回の方針の再定義の背景をこのnoteではまとめていきたいと思います! これまでのAcompanyAcompanyは2018年6月創業で、1年半の暗中模索を経て、2020年頭から約2年間、暗号化したまま計算処理を行える技術であ

          秘密計算スタートアップを辞めます。

          【CxO採用】ディープテックスタートアップがアクセンチュア出身のCOOを採用するまでに得た3つの学び

          どうも、プライバシーテックで世の中を良くしたい、アカンパニーの高橋です。 本日は大変うれしいお知らせがあります。 ついに、AcompanyにCOOがジョインしました! 新たにCOOに就任した佐藤さんのnoteも公開されていますので、ぜひご一読ください! 今回AcompanyのCOOになった佐藤さんの経歴を紹介すると、 略歴 新卒アクセンチュア(10年)→MBAを取得→財務コンサルティング企業で経営改善コンサル(2年)→エクサウィザーズで事業開発とマネージャー(2年)

          【CxO採用】ディープテックスタートアップがアクセンチュア出身のCOOを採用するまでに得た3つの学び

          Acompanyのアカン期(暗中模索時代)の話をしようと思う

          ハッピークリスマス!どうも、アカンパニーの高橋です。 先日Acompanyのカルチャーデックを公開しました!! このカルチャーデックの中にAcompanyの沿革が入っているのですが、その中で秘密計算にたどり着くまでの暗中模索期間であるAcompanyのアカン期というものを紹介しています。 今回のnoteでは、Acompanyのアカン期にフォーカスして記事にしたいと思います。(記憶が曖昧な部分もあるので、可能な限り思い出しながら書いていきます) あ、この記事は、OPTI

          Acompanyのアカン期(暗中模索時代)の話をしようと思う

          Atcoderで水色になるまでにやったこと

          どうも、Acompanyの高橋です。最近の週末は副業でポケモントレーナーをしてます。 さて、今日はOPTIMIND x Acompany Advent Calendar 2021 の2日目の記事となります。(今日始まったことに気がついて穴に滑り込みました) 今回は、個人的に趣味で続けていたAtCoder(競技プログラミングサイト)で1年ほどかけて水色になるまでにやったことを簡単に書きたいと思います! 平日は基本的に仕事に忙殺されていたので、土日を使いながらコツコツ勉強を

          Atcoderで水色になるまでにやったこと