「社会のためになにかしたい」と思っている全ての人へ

こんにちわ。
始めてnoteを書いています。
このテーマでずっと書きたいことがあったので、なにかに突き動かされるように書いています。

今、コロナ禍で社会が大変なことになっています。
身近な人が困っているし、身近じゃない人も困っているし、わたしだって困っている。

「社会のためになにかしたい」「今、自分にできることはなんだろうか?」と考えている人もいるだろうし、実際に行動している人もたくさんいるだろう。

おっと、長くなりそうなので、ここら辺でまず今日いちばん伝えたいメッセージを書いてしまおう。

どうか幸せになってください。あなたが幸せになることで社会は良くなっていきます。あなたが幸せになることそれ自体が社会貢献なんだ、ということを忘れないでください。わたしもそのつもりで毎日を生きています。

こうやって書くと、「自分だけが幸せになればいいのか?」とか「わたしの幸せのうえに犠牲になっているものがなにかあるのでは?」とかの批判や質問が聞こえてきそうなので、わたしの考える「幸せの仕組み」もきちんと説明しておきたいと思います。

みなさん憲法は学んだことはありますか?
日本における全ての人の人権は憲法により保障されています。
(とりあえずそういうことにしておきます)
憲法の価値というのは「個人の尊重」です。個人が幸せになるための権利を保障してくれているわけですね。

でもね、この権利はある条件下においては制限を受けるんですよ。
なにによって制限されるか?それは「公共の福祉」です。

憲法13条
「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」

「幸せになる権利」は【公共の福祉】によって制限を受けます。
これってどういう意味なんでしょうね?だって場合によっては幸せになろうとする行動を制限されちゃうんですよ?

公共ってなに?
福祉ってなに?

なんでしょうね。残念ながら、このnoteを読み進めていただいても、わたしにはその答えは提示できません。自分で考えてください。

続けますね。

幸せを考えるうえで避けられないのは、どこからが「私的(プライベート)」でどこからが「公共(パブリック)」なのか、ということだと思っています。そもそもこれの判断がつかないと、なにが制限を受けてしまうのかがわからなくなってしまいます。

ということでわたしの考える【私的】と【公共】はこんなカンジ。

自由が保障される範囲

あなたがどんな邪悪な精神をもって、どんな非人道的なことを考えていようとも、それはあなたの自由であり、あなたはその行為であなた自身の幸福を追求してもいい、それがわたしの考えです。上でいうと黒い円の部分ですね。この精神世界においては人間は極めて自由であり、自分だけで完結して幸福を追求することのできるエリア、いわば聖域。

一方で、ここから少しでも出たとき、黄色い部分はもう【公共】。なぜかって、誰かの権利と衝突してしまうかもしれないから。表現の自由がどんな制約を受けるか、そもそも受けないか、という議論はここではしません。それを書きたいわけじゃないので。ごめんなさいね。

上の図でわたしが伝えたいのは「あなた自身も公共(パブリック)の一部」だということがわかりますか?ってことなんです。存在するだけで公共の一部なんです。

なので、あなたが幸せでいることは公共の福祉そのものなんです。
わたしが幸せでいることは公共のためになるんです。

もっというと、もしあなたが今幸せじゃなかったら、それは公共の問題でもあるんです。あなたが幸せになれないこと自体が社会課題なんです。あなたの課題じゃないんです。

「あなたの課題じゃない」と書くと誤解があるかもしれないので補足しておきますが、「あなただけの課題じゃない」こっちの方が正しい。あなただけが解決しなければならず孤立することではないわけですね、だってあなた自身が公共であり、そこに課題があるんだから、それは立派な社会課題です。でもそれは「だれか解決してくれ!」と無責任にどこかに丸投げするわけにもいかない。

だれかひとりでも幸せになれていないとき、それは社会の問題だから、みんなで解決しようね、ってことだと思う。

なんでこのテーマが書きたかったかというと、コロナの影響でわたしたちみんなの自由が制限されたり、制限されているように感じることが多くなっていて、「そもそもなんでそんなこと言われなきゃいけないの?なんで自粛しないといけないの?」って思うこともたくさん増えていますよね。そのときに、「幸せになる権利は公共の福祉による制限を受けるんだよ」っていう理解が根底にあるかどうかが、とても大事なことだと思ったから。

まとめ

「社会のためになにかしたい」と思ったら、あなたがどうやったら幸せになれるかを考えてください。あなたが幸せになることは社会のためになるんです。なんでかって、あなたは社会の一部だからです。社会の一部が幸せになれば、そのうち一部が全部になるはず。全部が幸せになれば、社会課題は解決されていきます。だから、今日、あなたが幸せでいることで社会の課題は減っていくんです。

でもね、あなたの幸せも「公共の福祉」による制限を受けるんです。

あなたが考える「公共の福祉」ってなんですか?

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