ひとつ良いこと、Emacs沼、アプローチ
2023年1月6日(金)
ひとつ良いこと
ひとつ、良いことが起きていると、すこぶる調子が良い。
つまり、良いことが起きていないときに、調子が悪くなるんですね。
単純なことかもしれませんが、もし安定した暮らしをしたいと思うなら、常に良いことが起きている状態を続けていけば良いのでは。
良いことが起きないのは、だいたい何かをサボったときだったり、見積もりが甘くてやりきれなかったとき。
そうしたことがキッカケになって、(無理をして)調子を崩すことになります。
なので、常に良い状態が続くようにするには、どうすればよいかを考えています。
世の中、そんな甘くないことは承知していますが、あえてそれを目指すのも、アリなのではないだろうか。
実現できたら、最強じゃない?
Emacs沼
Emacsというのは、テキストエディタ、つまり、コンピュータのソフトウェアのことです。
去年から、いわゆる手帳的なものを完全にデジタル化しています。紙のノートも、iPadに代表される「手書き」のデジタルノートも使っていません。
デジタルノートも程度があるのかと思いますが、今年はとことん、このEmacsを使って、何でもかんでも書き込んでやろうじゃないか、という意気込みで、のめり込むように使っています。
どこかで、ちゃんとデジタルノートの取り方について、わたしが行っていることをまとめたいと思っています。
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今回は、そのEmacsというアプリに対して愛着がわいていることについて。
けどね。クセが強すぎて、分からないかもしれません。
人は、ある程度の範囲で「知ってる」「分かる」があれば共感しますが、度を超えると、引いてしまいます。「ちょっと間に合っています…。じゃあね……。」という雰囲気で。
そういう、お話です。
今、味わっているのは、ひとつ、機能を追加する度にEmacsが成長するような感覚。
じわりじわりと、手に馴染むような感触。
EmacsのOrg-modeというのはハマると、超機能的なオーガナイザーとして使えそうなんです。
「そのデバイス、その人にしか扱えません。」的なぐらいに、なんでもできちゃう。カスタマイズ可能なんです。
実際にそうしている人がいる!
Emacs強い人が世の中にはゴマンといます。
わたしが知らないマニアックな世界。
作り込んだ人にしか分からない世界が、ネット上にゴロゴロとあります。
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例えるなら、自分専用に万年筆を職人さんが手作りしてくれるような。手触り、書き心地、太さ、重さ、握り具合、どこでも何にでも書ける……。
そうした道具に感じる、愛着と機能性と、似た感覚を持って、このアプリをいじっています。
デジタルノートなので、使いこなし、その情報を活かして、暮らしが(主に仕事が)成り立つような。
「手に馴染む」という感覚をこれまで、コンピュータのアプリに感じたことはありませんでした。
Emacsという古くからあるソフトウェアは、使い込んでいくことで、味が出てくる魅力を秘めています。
一見さんお断り。少なくとも、毎日使って、半年ぐらいから、意識が変わるような、今の時流に反するようなソフトウェア。
だから、上手くいくと嬉しい。
そして、もしもEmacsを使うことになったら、ゆっくりと、触れていくことをオススメします。
慣れれば、ある程度理解できたとすれば、こんな最強なデジタルノートは無いと思います。
ようやく、鈍臭い自分にもそうしたところに辿りつきつつあるのかもと思っています。
(Emacsの強い人は、もっと先に行っていますが。)
小さいPCを買って、LinuxをOSに、Emacsとブラウザだけで機能する電子手帳として使いたいぐらい。
Emacsだけに使うデバイスが欲しい。
サイズ的には、キングジム社のポメラがちょうどよい。ポメラのようなLinux PCって売っていませんかね。出来れば、USキーボードで、OSがLinuxで。
あ。ぼく、マウス使わない派なんで。
って、言ってみたい。
アプローチ
結果が同じでも、たどる道筋が人によって異なるからこそ、世の中は面白いのだと思います。
わたしは、アウトプットよりも、アウトプットに至る、アプローチやプロセス、フローといった方に興味があります。
初体験はアウトプットから入るのですが、感動するのは、長くて30分ぐらい。短くて1分ぐらいの感覚だと思います。
ひとしきり、アウトプットに感銘を受けたあとは、ひたすらに、そのアプローチを探ってしまいます。
例えば、映画。
一番好きなアニメ映画は宮崎駿監督の「風立ちぬ」なんですが、この感動はどこから湧くのか、今もときどき考えたりします。(よいものは何回見ても新しい発見がありますねぇ。)
どう、作ったのか。
あるシーンを何回、見直したのか。
どういう気持ちでOKを出したのか。
偶然だったのか、必然だったのか。
映画、小説、マンガ、音楽、絵画、建造、自然がおりなす世界、物理現象。ときどき、ビジネス。
先のEmacsというテキストエディタも、そういう感覚があるように思います。
アウトプットを目指し、そのアプローチを思案している時が一番幸せですね。
幸せになれるようなエピソードが書けた。
良い一日や。
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