オープンソースという生き方
2018年5月11日、独立してから11日目の今日、僕はハヤえもんMac版の初めてのβ版をリリースした。
正直に言おう。
このハヤえもんMac版について、僕は特に何もしていない。
そう、本当に「何もしていない」のだ。
1文字たりともソースコードを書いてはいない。
話を遡ると、2017年10月25日、Daisukeさんという方からメールが来た。
趣旨は、「ハヤえもんを長年愛用している。最近環境をMacに変えたものの、ハヤえもんが無いので開発したい」というものだった。
「ハヤえもんはフリーソフトなので、報酬が払えないが良いか」と聞いてみたところ、それでも構わないとの事だったので、「ぜひ」という事でお願いした。
結局、Daisukeさんはガリガリと開発を進め、ついに今日リリースする事ができた。
なぜこんな事になったか、思い出していたのだが、僕がやった事は1つだけだ。
Windows版のソースコードをオープンソースにした。
ただこれだけ。
DaisukeさんはWindows版のソースコードを読み、「これなら移植できそう」と思ってくれたらしい。
僕は昔から、このオープンソースという考え方が好きだ。
プログラムのソースコードを全てオープンにする。
企業だったら、なるべく機密情報として隠そうとするソースコードをあえて誰でも見られる状態にする。
これによって、有志で開発に協力してくれる人を募るのだ。
中身を全てさらけ出して、みんなで価値を高めていく。
それがオープンソースの醍醐味だ。
そして、僕はこのオープンソースは、人生にも適用できると考えている。
自分の考え方、好きなもの、嫌いなもの、写真、身長、体重などなど。
自分が何者なのかをオープンにする。
何も包み隠さず、裸になる。
これによって、安心感が生まれる。
嘘の無い関係が築ける。
僕は嘘が嫌いだ。
誠実さこそが人間関係において、最も重要な要素だと思っている。
インターネットの普及により、透明化社会が訪れた。
嘘はすぐにバレる。
嘘をつかない生き方、それこそがオープンソース的な生き方なのだ。
これからも僕は、裸で生きていこうと思う。
≪今日のまとめ≫
・中身を全てさらけ出して、みんなで価値を高めていくのが、オープンソースの醍醐味だ。
・人生にもオープンソースは適用できる。
・嘘をつかない生き方、それこそがオープンソース的な生き方だ。
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