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生のピアノの音

1年に1度はマイクを通さないコンサートをやりたいと思い5,6年前からほぼ毎年何かしらそういったコンサートを開催をしています。生の楽器の音の魅力を伝えたいというのが一番の目的です。この2年くらいはピアノに弦楽器を入れたコンサートを開催してきました。今年は3月10日にピアノソロでそのコンサートを開催することにしました!

生の楽器の演奏に触れると言う機会は音楽関係者でもない限りそんなに多く無いと思います。僕自身もそうですが、たいていの人がスマホやPCで音楽を聞いているのではないでしょうか。例えばそこから聞こえてくるピアノの音しか聞いていない場合、いつしかそのピアノの音が基準になってしまいます。もちろんレコーディング技術も進歩してかなり良い音で録音されたものが増えてきていますが、それでもやはり生で聞く音というのは違います。生のオーケストラなどをホールに聞きに行くと耳がリセットされる感じがします。やはり録音されたものとは違った響き、音像が生の演奏では感じる事が出来ます。

僕の場合(もはや僕に限らずですが)ほとんど全てのライブがマイクを通します。これは現代のライブ環境では必然的にそうなります。そこに何も疑問も抱きません。でも実はマイクを通してしまうとやはり自分が聞いて欲しい音とは異なってきます。特にピアノなどの生楽器は。それを理解した上でライブを行う際はその会場での音作りをしていきます。なかなか理想の音にならない事もあるので大変な作業ではありますが、これはこれでやり甲斐があります。やはりあまり自分の好みではない音で自分の音楽を皆さんに聞いてもらいたくはないので、かなり時間をかけて念入りにやる事もあります。

ちなみに、皆さん(お客さん)の方へ向いているスピーカーから出る音を良い感じに調整するのは言うまでもなく当然ですが、我々パフォーマンスする側は自分の足元に置いてあるモニタースピーカーから出る音を自分の演奏しやすい音環境に調整する必要があります。実はここの音が悪いと本当に演奏がしづらいのです。最近はイヤホンでモニターする人も結構増えています。

この1年に1回は開催したいと思っているマイクを通さないコンサートはその呪縛から解き放たれます。僕は楽器を弾くのみです。あとはそのハコの音の鳴りに任せるしかないのです。僕は代々木上原にあるMUSICASAと言う100人くらい入ったら一杯になるホールがとても好きで、東京の場合大体そこのホールでそのマイクを通さないコンサートを開催しています。MCだけはマイクを通しますが。

これを書いている今日は2024年2月29日ですが、10日くらい前から各SNSに僕のピアノ練習動画をアップしています。それをまとめたものがYouTubeにありますのでぜひ見ていただけたらと思います。ここにアップしている曲をコンサートで演奏すると言うことではありませんよ。


本当は年に1回と言わず毎月の様にこういうコンサートはやりたいのですが、あまりにも僕は色々と他の事もやっているので年に1回、もしくは2回くらいが限度かな。という事でぜひ1人でも多くの方に来ていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!

Ryota Nozaki Piano Solo Concert 2024
2024/3/10(日)
18:00 OPEN / 18:30 START
TICKET:¥4,500
@MUSICASA
東京都渋谷区西原3-33-1

チケットはこちらからご購入いただけます。


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