今回は僕が19歳の時に行った
スペインの奇祭トマト祭りに関して
記事にしていきます。

目次
”パロ・ハボン”
”トマト祭り開始！！”
”トマト祭りの後は”
”アドバイス”
”トマト祭りって？”

トマト祭りは一言でいうと
”今まで行った中で一番楽しい祭り”

僕は今まで
イギリスの”チーズ転がし祭り”
ドイツの”かぼちゃ祭り”
日本の”泥祭り”
ドイツの”オクトーバーフェスト”
イギリスで”カラーラン”
等お祭り男の背中をおかけてきましたが
その中でももう一度行くならトマト祭りに行きたいです！

なにがそんなに良かったか！というと
・一体感
・ちょっとしたヒーロー感を味わえる
・非日常感
・来る人みんなクレイジー

トマト祭りに行くまで知らなかったんですが
トマト祭りは実は2部構成なんです！

①パロ・ハボン
②トマトのぶつけ合い

みなさんの知っているのは
②のトマトのぶつけ合いだと思います

僕も参加して知ったのですが
実はトマトのぶつけ合いの前に
パロ・ハボンという前座試合があります。

”パロ・ハボン”

これがとても盛り上がるし
実はみんなとの一体感
ちょっとしたヒーロー感を味わえる
楽しいイベントです。笑

パロ・ハボンなんやそれ？？って感じですよね

パロ・ハボンとはスペイン語で”石鹸棒”という意味

もっとなんやそれ！ってなりますよね笑

このパロ・ハボンでは
トマト祭りが行われる
ブニョールの小さい広場に木の棒が立てられます。

その木の棒には大量の石鹸と
先端にハム？が入った白い袋が括り付けられており
参加者全員でこのハムの袋を取りにかかります。
とても高いところにある為
大きいガタイの良い人達は木の周りでがっちり組んで
ハムを取りに行く人の土台になってくれます。

みんなで協力して、白い袋をとれたら
トマトを積んだトラックが投入されます！
ただこの白い袋を取るの。。。
難易度マックスです。笑

本当に結構高いんですこの木。笑
登りたい奴が土台になってくれてる人たちの上に乗って
この棒をよじ登るんですけど
（土台役の人本間にありがとう。一番きついと思う、、笑）
石鹸ですべるので行けるところまで行って
石鹸を手ではぎ取って
疲れて登れなくなったら次の人にチェンジ
って感じでどんどん人が上に向かっていくんです。

みんな白い袋をとって2万人のヒーローになりたい！

僕も「よっしゃ！来たからには一回トライや！」

ただ小さい広場に2万人の人が押し寄せているので
この木にたどり着くのにも大変！

東京の通勤ラッシュで奥の方から下車するより大変です笑
密集地に逆に向かっていくので笑

「俺も登りたい！」
「俺も登りたい！」
ってぴょんぴょんはねてアピールしてたら
周りの外国人たちも

「よっしゃ！行ってこい！」

と背中おしたり、持ち上げてくれたりで
何とか木の棒のもとへ！

いざ上り始める！

他の人たちを追い越して
自分が一番てっぺんに近いとこまできて
石鹸をはがすと
2万人の大歓声！すごい一体感と後押しです！
そしてちょっとしたヒーロー感！！笑

チームプレーのサッカーをやっていた僕は
結構このパロ・ハボンが楽しかったです笑

さあ僕が参加したトマト祭り
このパロ・ハボンどうなったかというと、、、





結局誰も白い袋を取れませんでした笑

”トマト祭り開始！！”

取れなくても11時になると
大きいトラックが入ってきて
いよいよトマトのぶつけ合いが始まります！
（そのあとも頑張ってハムを取ろうとしてる人もいました笑）

ここからはみなさんご存じの
ザ・トマト祭り！！！

めっちゃおっきいトラックが何台もやってきて
そのトラックの荷台に乗っている
祭りの運営達が
完熟でぐちゅぐちゅのトマトを
めちゃくちゃ投げてきます笑

完熟とは言え、それなりの速さで飛んでくるトマト
顔や耳に当たると、柔らかいとは言えまあまあ痛いです笑

ただトマト投げになると
観客のボルテージも最高潮！！

もう周り一面お祭り男と女だらけ笑
僕が行った時は一瞬雨も降っていて、雷もなっていましたけど
雷が鳴るたびに周りのテンションは上がっていってました。笑
みんなクレイジー笑

もはや「ランナーズハイ」ならぬ「トマティーナハイ」
みんなゾーンに入ってます笑

トラックも4，5台？ぐらい通過して
トマトを投げてくるんですが
トラックがいなくなった後も
参加者達のボルテージは高いまま！

あたりは一面真っ赤
人も地面も真っ赤っか！

飛び交うトマト
いろんなところからトマトが
べちゃ！
ぐちゃ！
つぶれたトマトが耳にも鼻にも目にも
入ってきます。笑（ゴーグル推奨）

もはや僕が投げているトマトも誰に当たっているかもわかりません。笑

”トマト祭りの後は”

ひとしきり投げて
終わりの合図がかかると
終了！

みんな駐車場の方に向かっていきます。
（駐車場から確かちょっと歩きます）

その帰り道も地面にできたトマトだまりに
飛び込む人や、子供の様にバシャバシャやる人
各々最後まで楽しんでました笑

どっから持ってきたそのスイカ笑

底1㎝ぐらいのトマトプール笑

余韻浸ってます！！！笑

そんな帰り道は
町の住人が家の二階や三階の部屋の中から水をかけて
僕らのトマトの汚れを落とすのを手伝ってくれます。

心なしか
水をかけてくる町の人達も楽しそう笑

実はトマト祭りの期間中
町はブルーシートで覆われており
汚れないように配慮されています。
（確か町がそういうのにお金を出してくれていた気がします）
あの真っ赤な地面がどうやって掃除されるのか
気になります。笑

”アドバイス”

個人的な体験からのアドバイスをいくつかさせていただきます。
①服装
②友達とははぐれる

①服装
マリンシューズがおすすめです。
クロックスで行った僕は
人波にやられて、最後ははだしになっていました。笑

そして祭りで着る服は祭り後着れなくなります
トマトの匂い、色
本当にとれません。
洗濯機ならまだ分かりませんが
洗濯機を使うと、その洗濯機がトマトまみれになる可能性大です。
僕はドミトリーで手洗いしてましたが
何度やっても取れませんでした笑

②友達とははぐれる
僕の時は瞬殺でした。
トマト祭りが行われる広場についた瞬間
人の波に押されて
友達は2万人の人波にのまれました。

ほんとに広場ついて1分も経ってないです笑

そして次にその友達に会えたのは
帰りのバスです笑
友達と行く方が多いと思いますが
離れたくない場合しっかりお互いを捕まえておきましょう！

”トマト祭りって？”

ここまで僕の体験談を話してきたので
最後にトマト祭りの詳細を書いておきます！

スペインのブニョールという地域で
8月の最終水曜日に行われる
トマトの収穫祭です。

もともとはブニョールの町の若者が
喧嘩でトマトを投げあったのがきっかけで
その若者達が次の年も同じグループで
トマトを投げあっていたのが
いつしか祭りになったそう

開催地

そんなブニョールの位置はというと、、、
ここ！

バルセロナから約4時間！
僕は前もって予約してバルセロナ→ブニョールに
祭り当日移動しました！
確か朝早かったです、、、笑

今年はコロナの影響でトマト祭りは
中止になってしまいましたが
毎年バルセロナやマドリード発のツアーがあるので
行かれる方は前もって調べて予約しておくのがベターです！

ちなみに僕は2013年ですが
HISのツアーで
送迎＋祭り参加費＋おまけのTシャツ付き
というほとんど送迎のみのツアーで
当日行ってその日のうちにバルセロナまで帰ってきました！

皆さんも夏にスペインに行く際は
是非トマト祭りに参加してみてください！！

では！
ここまで読んでいただきありがとうございました！