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池田総長辞意表明 総長選挙 新総長就任

池田総長辞意表明、総長選挙へ 2月28日から3月8日を会期として招集されていた323回定期宗会。通告質問では既報の通り「新しい領解文」関連の質問が多く審議が幾度となくストップするという異例の今宗会でした。

通告質問の総長答弁により審議がストップし再開後の答弁で「覚悟を持って解決に取り組む」としたことで、その「覚悟」の内容に憶測が流れていました。 通告質問が予定より長引いた影響か予算関連の審議をする審査会は1日半という、これまた異例のスピードで行われ、昨日(3月7日)午後4時30分に第一・第二審査会とも予算案は一応承認され本会議にて会長報告がされ散会となり、会期末の本日(3月8日)議案質疑の後令和6年度(2024)宗務の基本方針案と予算案の採決が取られ賛成多数で議案の承認がなされました。

それを受けた池田総長が「本日をもって総長の職を辞任いたします」と、その覚悟を辞任という形として表明いたしました。辞任を宗会で承認した後、ご門主に総長候補のご指名を願い、議長が2人の同行人と共に内事に出向きご門主ご指名書(通称・玉手箱)を受け取りに行き、議場で開緘され

東京教区・池田行信
和歌山教区・荻野昭裕

総長の再指名と、筆頭総務の指名となりました。前回の総長推薦においても、池田氏と療養生活を送る保滌氏を推薦していたため、これで2回連続、「新しい領解文」の推進派のみを推薦することになり、反対派にとっては選択権すら与えられない選挙となりました。

結果は、
白票    34票
荻野昭裕  27票
池田行信  13票
無効票   1票

白票が最大票となり異例の事態です。これは、推薦者2名に対する批判票と見ることができます。新しく選ばれた荻野新総長には批判票の数を読み誤ると今後の宗務運営に再び混乱が生まれることを考慮に入れて執務に臨んでもらいたいと思います。いずれにせよ支持基盤の弱い総局構成が予想されます。 新総長は「新しい領解文」にまつわる混乱をどのように収束に向かわしめるのか今後も注視し続け、問題としていることの抜本的解決がなされるよう引き続き行動をいたします。


中外日報


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