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スネ夫が見た昭和のハワイと、2023年のハワイ


ドラえもんのキャラクターであるスネ夫は、ハワイ旅行を自慢するのが大好きです。スネ夫は「海といえばワイキキビーチ」とよく自慢し、「ハワイ好き」を公言しています。スネ夫の自慢話の16%は旅行に関するもので、ハワイ旅行や気ままなSLの旅などがあります。

スネ夫は、ハワイに住む友達のパパの紹介でハワイに何度も旅行しています。スネ夫は、ハワイで過ごすお正月を自慢することもあります。

ChatGPTより引用
ポリネシアンセンター


そんなわけで、先日ボクはハワイに行ってきた。ハワイ旅行は母の夢であったが、父はハワイに行くことを嫌がった。よってボクが旅のお供に選ばれたわけである。今回はスネ夫の自慢話に出てくるセリフと一緒に、4泊6日のハワイ旅行を振り返ってみようと思う。

たいへん不満なことに、ツアーの同行者から「新婚旅行ですか?」と何度も聞かれた。本当に何度も聞かれて、「母と息子です」というとビックリされるのである。母が若くして結婚したことと、ボクが老け顔であることが問題だった。ボクはたいへん苦痛であった。


1.僕みたいに海外旅行のベテランになると、ハワイなんていまさらと思うけど。


(44巻 P146「ハワイがやってくる」)

「僕みたいに海外旅行のベテランになると、ハワイなんていまさらと思うけど。きてみると結構気軽で楽しいよ」というのは、言わずと知れたスネ夫の自慢話である。なんともいけ好かない奴だが、実に羨ましい。

ポイントは、「結構気軽」という点である。ハワイに行く観光客は、アメリカ人か日本人くらいしかいない。これにより、日本語の説明文がどこもかしこも見かけられるわけである。「外国に来たぞ!」という感じがあまりなく、たいへん気軽に観光ができるわけである。


アラモアナ通り

2.人気のないビーチは、ぼくのかし切りみたいだ。

(44巻 P155「ハワイがやってくる」)

我々のツアーでは、「ハイアットリージェンシー」というホテルに宿泊することになった。ワイキキビーチの目の前にあるホテルであるから、人気のないビーチを楽しむことが出来たわけである。あいにくボクは体力の限界が来ていたので、ホテルでぐっすり眠っていた。

母は、ダイヤモンドヘッドを登った後にワイキキビーチで泳ぎに行った。さすがは昭和世代、ガッツあふれる体力があると感動した。


ワイキキビーチ


ダイヤモンドヘッド

3.ハワイ沖からみた星空がわすれられないなあ。

(38巻 P6「夜空がギンギラギン」)

ツアーの工程には、「スターオブホノルル号で行くディナークルーズ」というものがあった。ハワイ沖で船からみた星空は、たいへん美しいものであった。ボクも星座版を取りだして、さそり座のアンタレスが光り輝くのを眺めて感動していた。

このように書くと素敵な思い出に聞こえるのだが、実際には違った。ディナークルーズでは、ツアー同行者と一緒になって座らなければならない。大して仲良くもない人たちが、隣通しで並んでご飯を食べるのである。

母は隣にいたご夫婦と楽しそうに話していたが、ボクは30代~60代の大人たちに囲まれて、上手く雑談に対応することができずに気まずくなった。たまらず船上に出て、星を眺めて時間をつぶすしかなかったわけである。


ハワイ沖
スターオブホノルル号

4.終わりに

ハワイは憧れの島であり、どこもかしこも美しい街並みが広がっていた。気候は日本よりも涼しく、湿度もなくて過ごしやすい。しかしながら物価が高く、日本人の所得ではとても暮らせない。ハワイの平均年収は700万円~1000万円はあるらしい。

スネ夫の生きている時代は、どんな物価だったのだろうか。夢のない話の締め方であることを、重々承知している。

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