なぜ僕は非日常を作りたいのか

言語化用のnote。

今日は誰かに伝えたいわけではなくて、ただただ自分がなぜ非日常を作りたいのかとか、なぜリアルキッザニアを作りたいのかについて記していきたいと思う。

人生に対して特別感を持って生きたかった。

僕は常に優秀さや、誰かよりも優れていることが自分の存在意義になっていた気がする。そうやって自分の評価を推し量ってきた。テストの点数や部活でスタメンかどうか、ベンチに入っているかどうか。

そうやって他人からの見られ方によって自分という人間を大事にしてきた気がする。そんな自分が崩れたのが高校時代だった。特別な自分になれなかったんだ。平凡な自分、いや、平凡以下の自分になってしまったのが僕の高校時代だった。

他人や社会が決めた評価で自分の評価をしてきた僕にとってはとても辛い時期だった。部活ではスタメンになれず、試合に出ればミスをする。そして試合に出る機会も減っていく。スタメンになれない自分が、いわゆる部活の中で特別になれない瞬間だった。

そして学校の勉強の成績も平均以下だった。周りにできるヤツが多くて自分に自信を持てなかった。外見もニキビがたくさんあったこともあり、あまり人と顔を見て話したくないとも思っていた。

それでも、明るい自分、いじられキャラの自分を周りが求めるから、周りの求める自分になって、どんどん自分を苦しめた。そんな情けなくて不器用にしか生きられない、本心で生きられない自分をいつか必ず変えたいという想いと、自分より今は優秀な人たちよりも優秀な自分に将来はなりたいというある種の承認欲求が僕を社会的な成功に駆り立てた。

大学選びは、とにかく知名度があって、就活で成功しそうな大学を選んだ。大学1年生から就活を意識して行動した。学生団体に入ったり、社会人の話を聞いたり、ビジネススクールに入ったり。そうやって自分を高めていっていた期間だった。

そして社会で成功して自分を変えたい、その一心だったから、1年生が終わる頃に営業の世界へ飛び込んだ。人生はお金ではないし、成功だけが全てではないと信じていた自分もいたが、成功すれば、お金持ちになれば幸せになれると信じて、電話営業に明け暮れる日々を過ごした。

そこではたくさんの経験ができた。飲食店に電話営業したり、To Bで営業したり、人生の恩人と言っていいほどの人とも出会えた。能力・スキルも上がった。だけども心のどこかで、この先の成長を拒む自分がいた。電話営業をこの先も続ける辛さ、幸せに働く未来が見えず失望した。

1つのサービスで、1つのプロダクトで誰かの人生観や世界観を変えて、明日からの生き方を変えられる仕事がしたい。

それが出来るのが社会人だと思っていた。

そんなサービスを売る営業マンになりたかったし、そんな大人になりたかった。

その想いを持ってインターンでの営業や業務をこなしてきた。だけども、自分が求める条件の仕事を探しても探しても見つからなかった。

世の中に人の人生を変えられるほどの仕事なんて、運命を変えられる仕事なんて、そんなにないことを知る大きな経験だったと今になって思う。

そんな時にふと考えたんだ。

自分は誰のために働いていたのだろうか。何のために働いていたのだろうか。顧客にどうなって欲しいと思って、そしてその顧客の未来を本気で願いながら働けていたのだろうか。ここを明確に言える自分がいなかった。

気付いた時にはSNSのフォロワー数で評価され、年収で評価され、営業数字で評価される、そんな数字でしか自分をまた評価されない世界が僕を待ち受けていた。また僕は自分に自信をなくす未来が見えた。結局社会的成功もメディアや誰かが都合よく作った世界でしかなかった。

他人の期待に応える。
社会で成功して注目される。
それだけが僕の幸せだと信じていた。

だけどそうじゃなかったみたいだ。

お金を稼いでも幸せになれない人もいる。ホームレスでもお酒を路上で飲んで語り合い幸せに生きる人もいる。

僕は自分の見ている世界の狭さに生きづらさを感じていたのかもしれない。もっとこの世界は広く、たくさんの選択肢を自分で選ぶことができるということを知らなかったのかもしれない。

普段生きている忙しいこの世界も好きだけど非日常から見える世界の広さに僕は多くの生きがいをもらった。そこに対して感謝の気持ちを持ち続けて生きていきたいし、今はまだ生きがいを持ってこの人生を生きられない全ての人に、リアルキッザニアを届けたい。

世界ってこんなに広くて、社会ってこんなに面白くて、まだまだ面白い生き方ができる選択肢を知らないだけで、実はたくさんあるんだってことを伝えていきたい。広めていきたい。そして自分自身もまだまだ見つけていきたい。

VISIONを持って生きる人にスポットライトを。人生に特別感を持って生きたいと願う全ての人に喜怒哀楽に溢れたドラマチックな人生を。

僕の前では明るく振る舞うあの子も、みんなの前で必死に笑うあの人も、実はすごく今が辛くて苦しくてもがいているかもしれない。誰かに迷惑をかけたくないと思うから、空気壊しちゃだめだからとか、自分が我慢すればいいからとか、そうやって自分を押し殺して生きているのかもしれない。

そんな風に生きている人がいても、僕はそんな葛藤を持って生きる人と関われずに死んでいくことが何よりも悔しい。助けられたかもしれないじゃないと思っても、結局何もできないことが一番悔しい。だから届けたいんだ。

今は100点満点じゃない人生かもしれない。そうやって辛いことや我慢してきたことが多い人生だったかもしれないけれども、そういった人たちが何か報われたり、救われるものが作りたい。

周りからの評価が気付けば自分の評価になって。自分を大事に思えなくなったり、どこかで生きがいを持つことを諦めるんじゃないかと思っていて。

全ての人に人生という物語があって、生きる理由があって、それが家族でもいいと思うし、自分が生きる理由で、モチベーションになれれば何でもいいんじゃないかと思う。

だけれども人生の大半は仕事によって成り立つのであれば、一つでも多くの生きがいを持って取り組める仕事を増やしていきたいし、特別感のある生き方を生み出していきたい。

そして人生に特別感を持って生きたいと思う人が輝ける場を作っていきたいんだ。感情をなくしやすい現代社会で誰かと一緒に喜べたり、逆に悔しくて泣いたり、そんなドラマのような社会ができることを願って。


自分が頑張ったから、、、とよく言うけど、頑張れるまでの自分までを作ってくれた周りの助けや応援があって、諦めない理由をくれた過去の醜さがあって、そうやって僕は周りに生かされている。だからこそ、これまで関わってくれた人々に恩返しと、これから関わる人たちに恩送りをしていきたい。




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