100 note書いて思ったこと

はじめに

昨年の1月から、宇宙×法律をテーマにした「3分でわかる宇宙法」というニッチ極まりない分野のnoteを書いてきました。

その数は100を超え、代表的なテーマはほとんど網羅できているのではないかと思います。

今回は、そんなマニアックな記事を100個書いて思ったことをまとめてみたいと思います。

(目次)
・「3分でわかる宇宙法」シリーズとは?ーテキストとインフォグラフィックで意味不明なものと向き合う
・インフォグラフィックのもたらしたもの
・攻めのインプットと取捨選択
・宣言と数をこなす意味

「3分でわかる宇宙法」シリーズとは?ーテキストとインフォグラフィックで意味不明なものと向き合う

「3分でわかる宇宙法」シリーズは、宇宙に関する法律を3分で読めるくらいにまとめた記事です。

「3分で読むのはとても無理」

という声もよくいただくのですが、「冒頭のインフォグラフィックだけなら3分で読めると思うので大丈夫」と返しています。

このテーマでnoteを書こうと思ったのは、私のバックグラウンドが法律ということもあり、

「宇宙という訳の分からないものと、法律という訳の分からないものを組み合わせたものをわかりやすく発信してみよう」

と思い立ったことがきっかけです。

いざ書いてみると知らない世界が広がっており、技術×法の極みのような分野の宇宙法は非常に面白く、初めてnoteを公開した2019年1月30日から1年かからずに100noteに到達することになります。

インフォグラフィックのもたらしたもの

インフォグラフィックは、情報が盛り込まれた1枚の解説画像です。

画像1

衛星が衝突したら起きる問題のインフォグラフィック

スマホで見られることを想定し、画像のサイズは縦長です。

このインフォグラフィック、目次要約としての役割、イメージが持ちやすくなること、そしてnoteの掴みとして役立ちました。

例えばネットワーキングで「こんなのを書いています」とテキストベースの記事を見せられても、余程テーマに惹かれない限りは「ふーん」で終わってしまうでしょう。
インフォグラフィックを冒頭に差し込んでおくことで、「なんかよくわからないけど面白そう」という印象を持ってもらうことができます。

攻めのインプットと取捨選択

学びは読むのみにあらずー情報を取りに行くインプット
馴染みのない分野でアウトプットをしようとすると、それなりのインプットが必要です。理解を伴わない知識の吐き出しは、ただの吐き出し以上の意味を持ちません。

言い換えれば、アウトプットを前提にすることで真剣にインプットするようになるということです。

アウトプットは自分で咀嚼し、自分の頭で理解してはじめて可能となります。
基本的なことかもしれませんが、「わかった」レベルに到達するために必要な情報は何で、どこにあるのかを考えながら文献を調べるだけで有意義なインプットが可能となるのではないかと思います。

取捨選択ー本当に重要なことは何か?
3分という制約がある以上は長文にはできないため(本当か?)、情報の取捨選択が必須です。

上記のようなインプット方法をとると、必然的に複数の文献に当たることになります。
集めに集めた情報の中に共通しているフレーズは、そのテーマのキーワードです。キーワードをもとに、書くべき項目を洗い出します。
調べていると、ここも書きたい、あれも書きたいとなりますが、思い切って捨てることで本当のキーワードを協調できます。

「捨てる」ということは、「残すものを選ぶ」ということと同義です。

宣言と数をこなす意味

2019年3月26日、私も所属するABLabで行われたイベントで、メンバー以外の一般参加者もいる中、こんな宣言をしました。

「100個まで書く」

「週に1回以上更新する」

これにより、週に1回以上100noteまで、つまり最長で2年と1か月間、定期的にnoteを書き続けなければならないことになりました(実際には1年かからずに達成)。

 ABLabのイベントレポートはこちら↓

もちろん、単に宣言しただけであって、できなかったからといってペナルティがあるわけではありません。

しかし、この公の場で宣言してしまうということの意味は、ペナルティによる強制よりよほど強力な効果があります。そもそも自発的に宣言しているわけで、外部から強制されてやらされているのとは本質的に意味合いが違います。

宣言をしてしまうことによって、応援してくれる人も現れるようになりました。ネットワーキングで「3分の人ですか?」と声をかけていただけることも珍しくありません。

ハードルの設定は、少し無理めだけど頑張れば届くくらいが良いです。
また、この宣言は「〜をやろうと思います』ではなく、「やります」と断言する方が良いでしょう。

多少無理目のハードルも、やらざるを得ない環境を作ってしまい、ルーティンワークに落とし込めばそのうち乗り越えられます。

また、数をこなすことはそれをこなした人にしか得られない価値があります。
数をこなすことが目的になってしまっては本末転倒ですが、質が数から生まれることは確かです。
何がウケて何がウケないかは、個々に試してみなければ分かりません。

「質」は数をこなしてはじめて生まれるものです。

まとめ

「3分でわかる宇宙法」は、単なる知識の解説記事というより、「難しいテーマに対してインフォグラフィックやマンガを活用したらどこまでわかりやすくなるか」という実験の意味もありました。

私にとってこの実験は、文字以外の表現手法を見出す良い機会となり、早速次の企みが始まっています。

「3分でわかる宇宙法」シリーズのスピンオフ(?)「3分でわかるロケット(美少女)」シリーズはその布石です。

2020年になり、何か新しいことをやろうと思っている人も多いのではないでしょうか?
とはいえ、切羽詰まっていないと新しいことを始められないのが人間というものです。

SNSなどで個人の発信はいくらでもできてしまいます。
まずは周囲にやる宣言してしまうこと、そしてやらざるを得ない環境に身を置くことが新しいことを継続するポイントなのではないかと思います。

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