Ryosuke Nakajima

Programmer at @qosmo_inc

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  • Qosmo Lab

    • 26本

    「Qosmo Lab」では、Qosmoのメンバーの実験的な取り組みやプロジェクトの技術解説、制作の裏話などを個性豊かに配信しています。 Medium (English) https://medium.com/qosmo-lab

最近の記事

画像生成AIを活用したオーディオビジュアル表現 - MUTEK.JPでの開発事例

12/8(木)に行われたMUTEK.JPにて、Nao Tokui — Emergent Rhythm (AI Generative Live Set) のビジュアルを担当しました。 「Emergent Rhythm」は、AIによってリアルタイムで生成された音のみを用いて構築される即興パフォーマンスです。音の生成にはSpectrogram GANやQosmoで開発しているNeutoneを使用し、それらを手懐け乗りこなす生成的なライブセットです。サウンド面の詳しい説明については

    • Qosmo Mask 2022

      Qosmoでは、2022年の新年のご挨拶として、昨年同様オリジナルのマスクをデザインしました。今年は、CLIPと画像生成モデルを使用してデザインを行いました。この記事では、そのデザインにおけるコンセプトや手法について記します。 Concept改めまして「Stay safe with an AI-generated tiger mask, Best wishes for 2022!」 2022年の干支は寅年、QosmoはAI技術を用いてタイガー・テクスチャのマスクを制作しま

      • 今際の国のアナタ - 強化学習による行動生成エンジンを用いたゲーム開発

        今回は、Netflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』の公開を記念して、エナジードリンク『ZONe』とコラボレーションした、"本能"のみで操作する新感覚ブラウザゲーム『今際の国のアナタ』について、Qosmoが担当した人工知能部分を取り上げたいと思います。 まずはじめに、本ゲームの元となった『今際の国のアリス』について簡単に説明させていただきます。 『今際の国のアリス』は、 麻生羽呂さんによる漫画が原作で、2020年12月に、Netflixオリジナルシリーズ『今際の国

        • Qosmo Mask 2021

          Qosmoでは、2021年の新年のご挨拶として、GANのアルゴリズムを用いてマスクをデザインしました。今回は、そのマスクのデザインについて記したいと思います。 今回の柄生成では、幾何学パターンとGAN特有の崩れた質感を組み合わせたい、というのが基本的な方針でした。GANによる画像生成では、まず学習データとなる画像を多数用意する必要があります。今回の場合では、幾何学パターンの画像をスクレイピングする、あるいは幾何学パターンの学習素材を生成するためのアルゴリズムを別途開発して学

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          Realtime Fluid Experiment

          IntroductionUnityを用いてリアルタイムでの流体表現の実験を行いました。 Stable Fluids リアルタイムにおける流体表現では、Stable Fluidsという手法がよく用いられます。Stable FluidsはJos Stam氏が1999年にSiggraphにて発表した格子法による流体シミュレーションです。GPUを用いた並列計算によって高速にシミュレーションを行うことができるため、リアルタイムでの動作が必須なゲームやアプリケーションにおいて広く利用さ

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