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僕らは「肩書き」を忘れるために旅へ出かける

前職時代、月一で旅に出てしまう自分のことを不思議そうに見ていた同期や先輩が何人もいた。「何のためにそんなに旅に行くの?」と。僕からしたら、先輩が好きなディズニーへ遊びに行くことと同じぐらい、すきなことなんですが。合わせて、メジャーな観光地よりも人が少ないマイナー観光地ばかりに行くとある気づきがありました。

僕が泊まる宿にはたくさんの人がやってきます。最初の印象は普通のおじさんやひとりでフラフラしているお姉さんとかだけど、仕事の話を聞いてみたら行政の課長や会社の部長、国家資格持ちで真面目に働いている人ばかり。そんな仕事も給料にも不満がない人たちがなぜ、旅にやってくるのか?
聞いてみると、役職や肩書きに疲弊している人がほとんどでした。

会社にいると、肩書きを通してその人を認識することが多い。「太郎部長」とか、「大手✖︎✖︎ A子さん」みたいに。別に役職者として見て欲しいわけじゃないのに、関わる人たちは自分のことを偉い人たちだと無意識に距離をとってしまいます。会社から決められたフィルターから自分を打破するために、旅先では肩書きを話さない人が多い気がします。

フィルターが入っていない純粋な自分を見て欲しくて。
20代、30代、40代と変わっても、人と対等に話せる環境に入りたい!

旅先では、宿で一緒になった人やアクティビティなどで一緒のグループになった人とはフランクに話せます。若い人からも多くのことが学べるように、経験の多さから若い人たちの悩みに対して、アドバイスを伝えることが出来ます。旅では誰もが平等、上も下もないと僕は思います。

きっと、今日もどこかで今までに会うことがなかった人たちの出会いが旅先であるはずです。旅は娯楽のイメージが強いけど、日々の生活を過ごしていく上で大切なことが詰まっていると思います。

これからも自分は旅に出て新しい景色を見たいし、旅先で出会った人たちから教えてくれたこと・気づかせてくれたことを大事にして人生を歩んでいきたいです。来月からまた少し旅に出かけます。今度はどんな出会いがあるのかな?

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