リガ東大生一人旅🇱🇻 はじめてのバルト三国【ラトビア】
こんにちは。
前回までダブリン〜パリを旅行してました。
時系列的に、次に旅行したのはフランス南部なのですが、あまりフランスばかりが続くのもあれなので、今回からはだいぶ前(昨年11月頃)に行ったバルト三国〜フィンランド〜アイスランドの旅行記を記します。
まず最初の国はラトビア。僕が留学してから5番目に訪れた国。
それまではデンマーク、スウェーデン、ノルウェー、ドイツとメジャーどころが続いていました。
今までに比べるとマイナー目なバルト三国。一体どんな世界が広がっているのだろうか。
初めてのバルト三国
これまでスウェーデンやノルウェー、ドイツなど3泊4日程度で旅行することはあったが、今回は10泊12日とけっこう長めの旅。
そんな長旅の幕を開けたのはバルト三国の一角、ラトビア。
バルト三国を旅する場合は、「エストニア→ラトビア→リトアニア」の南下ルートか「リトアニア→ラトビア→エストニア」の北上ルートが一般的だ。
ただ、飛行機の値段を考慮した結果、真ん中のラトビアから行くことになった。
コペンハーゲンから飛行機で2時間弱。ラトビアに到着。
そのままバスに乗って市街地へ移動。
旧市街目前まで来るとラトビア国旗も見えてきた。
このダウガヴァ川を渡った先にあるのが旧市街である。
バルト三国の旧市街はどれも世界遺産に登録されている。
中世的な空間が広がっていてなんとも味のある場所である。
旧市街をしばらく歩いたら、昼食を取ることに。
昼食 @風情あふれるマーケット
旧市街のすぐそばには、リガセントラルマーケットという大市場がある。
肉、魚、野菜などの生鮮食品や加工食品、衣類、生活用品、お土産品など、生活に必要なものならなんでも手に入りそうな市場。
高い天井と装飾のない無骨な様子がなんとも言えない味を醸し出している。
こういう、市場やマーケットは現地で暮らす人々の生活の様子が垣間みれるから面白い。
マーケットの中で、ラトビア風の餃子「ペリメニ」が売られていたので、これを買うことに。
見た目は水餃子に近いが、水餃子よりも小さい一口サイズ。
そして東欧らしいサワークリームが添えられている。
味は、さっぱりした水餃子、という感じだろうか。
肉料理ということでそれなりの食べ応えはあるもこの、ニンニクやニラなどの香味野菜は含まれていないので、一般の餃子ほどの癖はない。
サワークリームも合わされば、結構ペロリといけてしまう。
なかなかに美味しかった。ごちそうさまでした。
昼食を終えたら、マーケットのすぐそばにある文化科学宮殿へ。
ワルシャワの文化科学宮殿を彷彿とさせる作りである。
ここからリガの旧市街を見渡せるらしいが、生憎の曇天なので、今回はスルー。
旧市街に戻ることに。
旧市街をぶらぶら
バルト三国の旧市街は、世界遺産に登録されているだけあってかなり味わい深い。
パリやロンドンのような豪華さはないにしても、独特な雰囲気の香る面白い場所である。
進めば進むほど、リガ旧市街の独特な味わいが感じられてくる。
道幅も細く、全体的に無骨な様子がそのまま残っている。
中世ヨーロッパにタイムスリップしたような感覚だ。
細く入り組んでいる場所も多いため、観光する際は地図必須である。
旧市街にはランドマークとなる建物が非常に多くあるため、一つ一つは紹介しきれない。
どれか一つが抜きん出ているというよりかは、これらの建物が合わさって全体的に旧市街の面白い雰囲気を醸し出しているように感じられる。
ウクライナとロシアの問題が大変になっている時期だからこそ、こうした旧ソ連の様子を実感できる場所に来れて良かったかもしれない。
隣接する新市街
旧市街を抜け、今度は新市街を観光していく。
これはリガ独立のシンボルであるラトビア独立記念碑。
ラトビア独立戦争で戦死した方々に対する慰霊碑だそう。
ラトビアは1920年頃に、700年近い支配を受けていたバルト・ドイツ人から脱却し、独立を勝ち取った。
こうした、東欧諸国の革命、独立を象徴する場所を目の前にすると、民族自決に対する強い意志や、先人たちに対する畏敬の念を感じずにはいられない。
旧市街とは打って変わって、新しくモダンな街並みが印象的。
旧市街と新市街がすぐ近くで交わっている様子はなんとも面白い。
こういった、歴史と現代の二面性を垣間見れるところが東欧諸国の良さかもしれない。
意外と美味いぞ、ラトビア料理
宿でしばらくゆっくりした後、夕食にすることに。
夜の旧市街を抜け、やってきたのはDomini Canesというお店。
なんともおしゃれで素敵な店内の様子である。
お腹が減っていたので、前菜にシーフードサラダと、メインにラトビアンポークリブを選択。
パッと見た感じ、フランス料理かイタリアンなんじゃないかって思うくらい綺麗に盛り付けられている。
ポークリブではあるが、上質な豚肉が使われているからか、くどさは全くなく上品な味わい。
肉質が良く、脂身も柔らかい。かぼちゃのピューレのようなものと絡めて食べても美味しい。
東欧はあまり料理が美味しくないイメージだったが、このポークリブは本当に美味しかった。
ごちそうさまでした。
こんな感じで、ラトビア観光終了。
ラトビアは知名度はそこまで高くないかもだが、物価は安いし巨大なマーケットもあるし、街並みも面白いので住むにはなかなか良い国かもしれない。
特に、旧市街の中世的な世界観は本当に魅力的だった。
翌日はリトアニア🇱🇹のヴィリニュスを観光。
同じバルト三国であるラトビアに比べてどんな違いがあるのだろうか。
楽しみである。
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