美容師の登竜門【シャンプー。】

美容師になってまず最初に覚える仕事です。

なぜ、最初にシャンプーから覚えるのか？

シャンプーに対してどのように考えるか？

日々の営業の中でシャンプーを繰り返していると、

「シャンプーするために美容室に入ったわけぢゃない」

なんて、考えたりしませんか？

「早く自分のお客様を持ちたいな〜」
「カットがしたいんだよ〜」

しまいには、

「めんどくせ〜」

なんて思ったりしませんか？笑

なぜ、美容室に入るとシャンプーから始めるのか？

そのわけをお話します。

実は、シャンプーってものすごいたくさんの情報が詰まっているのです。

というのも、

・お客様の髪の毛を触りたい放題
・お客様の頭の形も触りたい放題

これってすごくないですか？

見習い時、シャンプー以外の時にお客様の髪と頭皮を

『自由に触れる瞬間』

こんな時間は他にはありませんよ？

髪の毛は生き物です。（死滅細胞ですが、それは置いといて…）

しかも、人それぞれ全く違います。

まずは、生きた髪の毛をたくさん触って、髪の感触を存分に肌で感じ、自分の経験値として、溜め込んでみてください。

髪質、毛量、油量、くせ毛、生えグセ、毛流…etc

そして、頭の形をたくさん知ってください。

頭皮も髪の毛同様、様々な形をしています。

中には左右全く違う形をしている人もいるんです。

先輩スタイリストが言う

「あのお客さんのカット、難しいんだよなぁ」
「あのお客さん、染まりずらいんだよなぁ」

と言う、ボヤきが理解できると思います。

私は、人のシャンプーも奪ってひたすらにシャンプーをしました。

理論や知識も大切ですが、手にとった感触が美容師においてとても重要。

教科書にも、参考書にも、先輩の教えからも学べない

【リアルな髪の毛】

是非ともシャンプーで感じてほしいです。

そして、先輩スタイリストとお客様とのカウンセリングに聞き耳をたてること。

『カットの仕方』
『薬品の調合（レシピ）』

そして先輩に確認してみてください。

『私なら、こうにする』

自分の考えを持ってから、確認してみると

より勉強になると思います。

アシスタントからスタイリストに向けての１番の近道。

それはシャンプーに真剣に向きあること。

私自身はこれを意識して、

およそ１年弱でスタイリストデビュー。
スタイリスト半年で美容師の最低生産性５０万（技術売上）を突破。
スタイリスト１年で７０万（技術売上）。

田舎サロンでは、まぁまぁな数字を出すことができました。

シャンプーには、他にも重要なことがありますが、それはまた今度。

ますは、シャンプーでたくさん学んでください。