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天皇杯vsヴァンフォーレ甲府戦を終えて

 こんにちは。
 昨日7月12日は、天皇杯3回戦ヴァンフォーレ甲府戦がJITリサイクルインクスタジアムにて行われました。

 鹿島は昨年の借りを返すべく甲府を相手に自分たちのサッカーをしっかり表現し、なんとしてもラウンド16への切符を手にする事が最大のミッションです。




☆スターティングメンバー

       垣田裕暉  荒木遼太郎
  名古新太郎           藤井智也
   ディエゴピトゥカ  佐野海舟
  安西幸輝  昌子源  植田直通  広瀬陸斗
          沖悠哉
 
 3日前のリーグ戦から半数以上メンバーを入れ替えて挑んだ鹿島ですが、広島戦で課題となった得点をした後の攻め立て方、選手交代、遅攻速攻の判断、これらが課題となったなかこの試合で鹿島はどのような試合展開を見せるのか。



☆前半

 鹿島は試合開始直後から積極的なビルドアップ、球際の強度でこの試合の意気込みを感じさせるプレーを見せます。
 しかし、ディフェンスライン、中盤ラインのブロックをしっかり作り守る甲府の守備陣を効果的に崩すパスはなかなか入らず、意図的に縦パスを通し続けていたのは昌子選手のみ。本来ビルドアップの一躍を担わなければならない荒木選手も終始消えており、試合開始から10分以降はほぼ甲府ペースに。
 得点はなくとも前節の広島戦と同じような展開となり守備の時間が増えてしまいました。
 書きたい事が山程ありますが一つ挙げるとするならば、状況に応じた判断というのが今の鹿島の選手達には足りないというのが鹿島の現状であると思います。例えばビルドアップであれば選手達がビルドアップを綺麗にやろうとするがゆえ、斜めのランニングがなかったり、ゴールに背を向けてボールを貰いに行ったりとその場凌ぎのプレーが目立ちます。
 昨日の相手の守備陣形であればロングボールを使い裏を狙う動きがあったり、通らなくても縦パス、斜めのパスを通し続ける事だったり、ミドルシュートを一本でも打ってみるなど相手守備陣を広げる作業が必要
でした。ボールを受ける体の向き一つとっても、次の動作のための受け方が何ひとつなっていないのが先を思いやられるほど酷いなと途中観てられなくなりました😮‍💨

 前半は沖選手を中心にゴールは割らせず0-0で折り返しました。



☆後半

 鹿島は後半頭から荒木選手に代えて鈴木優磨選手を投入しました。エースの投入で起点をもうひとつ作った鹿島ですが、ここでもチグハグなプレーが散見。前半同様ビルドアップに執着するあまり前線のツートップにボールが入らないとみるや、鈴木選手がボールに触りリズムを作ろうと下がってくるプレーが増えました。これこそが今の鹿島の成長していないどころか悪い時の鹿島を象徴する流れとなってしまい、チームを変えられる選手は今の鹿島にはいないんだなとハッキリとわかりました。
 
 応援することしか出来ない僕は、もどかしく、言い方は失礼ですが『岩政監督でもダメか。🤦🏻』とそう思う出来にとても悲しくなりました。
 
 そんなことを思っていた後半51分、嫌な予感は的中し先制点を献上してしまいました。
 得点を取らなくてはいけない鹿島は56分、藤井選手、名古選手に代えて仲間隼斗選手、樋口雄太選手を投入しました。この交代で徐々に鹿島が攻撃の時間を作る事ができ、途中出場の仲間選手の効果的な斜めのランニング、垣田選手の裏を狙った動き出しも次第にでてきました。
 この効果的な動きで空き出したのが広瀬選手のところ。幾度となくフリーでボールを受けられるようになった広瀬選手の精度の高いクロスが何本も入るようになりました。そして62分、その広瀬選手のクロス頭で合わせたのは垣田選手。同点ゴールを叩き込み振り出しに戻しました。
 このゴールに当然甲府の守備陣は、広瀬選手へのプレッシャーというのもキツく行くことになります。そうなったら今度空くのは反対の左サイド、、、なんですが、ここでも鹿島は大きなサイドチェンジや少ないタッチでのプレーで剥がす動きをすることなく、横パスで逃げるようなプレーの連発🤦🏻
 怒りを通り越してもう、呆れました。🤷‍♂️
 
 その後も得点は生まれることなく、後半終了。延長戦へと突入しました。
 延長戦も選手交代しながら両チーム攻め立てますが得点はなく、決着はPK戦へ。

 PK戦の末、2年連続でJ2ヴァンフォーレ甲府に敗れる形となり、3回戦で敗退となりました。



☆総評

 クラブの黒歴史にまた名を刻んだ今の鹿島アントラーズですが、天皇杯というタイトル、ACLの出場権も逃したことよりも、闇は深いところまで来ているのかなとサッカーの神様が教えてくれたそんな内容結果でした。
 
 これらを受けて、今までの練習や姿勢をチーム全体で見直す必要があり、今一度何を目指してそのために何をしていくか、していかなきゃいけないかを明確にチーム全体で統一させる事からやらないといけないと思います。
 昨日の試合後、サポーターから批判の声が出るのは至極当然の事ではありますが、その声を無視しじゃあやってみろというような考えを持ったフロント・スタッフ・選手は【いない】と思いたいですが🙄いるのであれば今すぐ鹿島から去ってもらいたいですし、もう一度鹿島のために戦える選手、スタッフ達と我々サポーターは戦いたいと思っています。

 
 悔やんでいる暇はありません。中3日でリーグ戦に戻りアウェイFC東京戦が控えています。120分戦った選手達はしっかりとリカバリー、休養をとってもらいアウェイ3連戦の最後となる東京戦に向けて調整してほしいと思います🔥
 幸いな事に取るべきタイトルはまだ残ってます。我々サポーターは諦めていません。
 日曜日の試合で選手達も諦めていない姿勢というのを見せてくれるそんな試合に期待しています。



 共に闘いましょう!

 ここまで読んで頂きありがとうございました🙇‍♂️