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正月をテーマに学び合う、それは、目標を達成するための第一歩に過ぎなかった、と思った国際交流プログラム-新富町で国際交流プログラムを実施しました-

1月初旬のこと。新富町で国際交流プログラムを実施しました。このプログラムは、昨年8月から実施しており、3度目となりました。
場所は追分分校跡地を活用して実施しました。

テーマは、正月を学ぶ。正月の遊びや文化歴史を学ぼうということで、新富町内の外国人住民の方と中学生、高校生にも声をかけて参加してもらいました。

当日は、まず、前半は、地域の方の協力も得て、餅つき、凧揚げ、福笑いなどについて体験していきました。また、初詣などの文化についても話をしました。

後半は、自分たちでついたお餅を雑煮として食べながら、フリートーク。最後の方では、世界地図を出して自分の街のことや国のことを話す時間を作りました。

実施してみて気づいたことを書いておきます。

ゆっくりと交流に向けたプロセスは、子どもたちは自然と作ることができる。

冒頭の説明はそこそこに、体験を何個か経てもらう中で子どもたちは外国の方と交流を深めてくれていました。僕の心の師匠が、人は「命令文」動かない、とよくおっしゃいますが、まさにそうだと思います。話そう、話すの緊張する、でも話したい、どうしよう、の連鎖が重要なのだと見ていて思いました。また、先輩がつないでくれる、というようなことも大事で、高校生が率先して動いてくれているのを中学生に見てもらえるのは良かったなと。来ていただいた外国人の方も楽しそうでした。

集まると見えてくる、見えない壁。でも、その壁って本当なのというものもたくさんあることも見えてくる。

交流をすることで、見えてくるものは多いようです。新富町にお住まいの外国人の方の多くは、流暢に日本語が話せる、ということを実は子どもたちは知らない。こんなにおもしろい人たちばかりなのに、ということも気づく場もありません。それってもったいない、と来てくれた子どもたちは感じてくれるようです。とても嬉しいです。また、町で暮らすことの楽しさもあれば、不便に感じることもあるようです。そういうことを言える場を作ることが大事かもなぁと思うところでした。気軽に話せる場、そんなものを作る時間が必要だなと思うところです。

これが新富ならではの学びの1つかもしれない。

やはり多様な人との学び、体験を通した学び、五感を使った学び、その重要性について考えました。(教育長ともじっくり話しました)
やはり、町の中でできる学びはまだまだ多い。そして、それを提供できる土台も町にはある。その可能性を感じるとともに、このような学びの形を少しでも多く、そして持続的に提供できるようにしていかなければと思いました。

最後に、車の中でベトナム出身の方から教えてもらった「ベトナムに咲く、日本の有名な花」

帰りしな、参加いただいたベトナム人の方から、

「中山さん、ベトナムにも桜咲くんですよ」

と教えてもらった。正直知らなかった。調べてみるとこんなサイトも見つかった。

たまたま発見したが、他にも調べるとカンボジアにも桜は咲いているとのこと。
桜がなるほど。そして、こういう話でも近くに感じることができそうだ。
こういうもっとつながれる、もっと話せる共通点というのは、知らないだけで存在するのだと思ったところだった。

こういう機会は、今後もっと大事にしていかなければいけないのかもしれなし。そう感じたところだった。

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