ニートの友人

私にはニートの友人がいます。
本当に正真正銘のニートです。
実家でニートをしているようです。
本人も自分のことがニートだと公認してました。

しかしそんな彼もやはりニートであることを気にしているようです。
SNSではなんだかいろいろ呟いているようです。
その内容はだいたい現状の自分を表していると思われます。
その文面からは今の自分の不甲斐なさに苦しんでいるような雰囲気があります。

現実と理想の自分を比較して、あまりのギャップの大きさに苦しんでいるような感じがあります。
そして悩んでしまう。
そしてその悩みが、また新たな悩みを引き連れてくる。
こうして悩みが膨らんでいき、いつの間にか抜け出せなくなるぐらい悩みで押し潰されてしまうのです。
思うにニートの友人はそんな気がします。

しかし彼は一向に何かを変えようとしない。
なんで変えようとしないかというと、変えようと思うことすら放棄している。
代わりに悩んでいる。
もはや悩むことが日課となっているのです。

このような状態になると、友人の我々が何をアドバイスしても一つも実行しようとしなくなる。
アドバイスそのものには納得するものの、悩みがすぐに邪魔してきて行動を起こすことができないのです。
ですからもはや我々友人は、誰もアドバイスしなくなってしまいました。

思うに彼を治療する方法はただ1つ。
働くことだと思います。
労働させることが解決の方法だと思います。
ただし、尋常ではないほどの忙しさを伴う労働です。
そうでもしないとすぐさま悩みが彼を取り囲んでしまい、またその迷宮から抜け出すことごできなくなると思うのです。

尋常ではないほどの忙しさを伴う労働はニートの友人にとってはかなりキツいでしょう。
たぶんすぐに辞めたくなると思います。
しかしもはや彼は重度のニート。
そのぐらいのショック療法を行わないと、変われない気がするのです。
悩む暇がないほどの労働をさせるべきなのかもしれません。

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