DUNE 砂の惑星 Part 2

いや、凄い、の一言。

これぞ、映画。

圧倒的な映像体験。

原作のものすごく奥深い世界の作り込み。砂漠、そこでの生き延びるための装備、巨大な砂虫、砂虫から襲われる恐れから不規則なリズムで砂漠を歩く方法、その恐ろしい砂虫を誘い出し、上に乗って移動するフレメン達の逞しさなど、生活習慣から考えて作り上げられた世界。
戦闘シーンでも迫力ある映像が連続する。砂の中に隠れていた兵士が現れて走り始めるシーン、巨大な宇宙船が生身のゲリラたちにやられる場面、敵の飛行機を打ち落とすべく、敵のシールドの隙間を衝くためにおとりになるポール,,,。

ポールが初めて砂虫に乗ろうとするシーンとか、体が震え、ついにやったときには涙が出てきた(砂漠では涙は水の無駄ですから、ご法度ですけどね(笑)。)。

俳優陣も充実。主人公のポール役のティモシー・シャラメ、繊細でありながら意志の強さを見せているし、相手役のゼンデイヤさんは、どこかで見たなと思っていたらスパイダーマンの相手役でした。クリストファー・ウォーケンも久しぶりに観ました。もしやと思っていたけど、大好きなハビエル・バルデムも大活躍。

いや、長年、映画を観続けてきた良かった~っと思うことができた映画でした。
とはいえ、パート1から観ていないと入り込めないかもしれませんが、この世界にのめり込んでこそ味わえる特殊な感覚、満足感。

原作はSFの名作かつ大作で、これを、ここまでのレベルで映像化したドゥニ・ヴィルヌーブ監督の力量はすさまじいですね。このあり得ない映像を作り出した特殊効果の技術もあるのでしょうし、資金力も豊かなのでしょう。こうした映画を作ってくれる制作陣にも感謝です。
スターウォーズのような大河ドラマになるのでしょうか。これからも観続けたいと思います。

映画って、ホント、素晴らしいですね(by水野晴朗)。


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