りゅう

音楽と本と映画と旅行と自転車好きですが、料理も勉強中です。

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最近の記事

STOP MAKING SENSE

ジョナサン・デミ監督といえば、私の人生で最も影響を受けた映画「羊たちの沈黙」を撮った方ですが、トーキングヘッズのライブも撮っていたということで、観ないわけにはいかないです。 アメリカン・ユートピアは、「Do The Right Thing」を撮ったスパイク・リーが監督で、なにげなく観たら、衝撃を受けました。まさに、腹の底から喜びが湧き上がる感覚を経験しました。 ローリングストーンズの「シャイン・ア・ライト」は確かマーティン・スコセッシ監督でしたが、名監督は音楽も好きで、音

    • 瞳をとじて(ビクトル・エリセ監督)

      ビクトル・エリセ監督による、なんと31年振りの作品だそうです。 監督の作品は、初めて観ました。 事前には、もっとメジャーな、派手な映画かと思っていましたが、結構、渋い、通好みの映画でした(私はミーハーなヲタクなので、通とはいえません。)。 通の方たちの評価は相当高かったので、観ました。 地味ながらも、なかなか余韻の残る映画です。 誰かとこの映画の解釈について語りたい!という思いが湧いてきます。 ということは、良い映画なんでしょう。 瞳を閉じて、というタイトルにもあるよう

      • 犬ケ島

        ウェス・アンダーソン監督の、アニメーション映画です。 東京の湾内に設けられた、ウィルスに犯された犬たちを隔離するための島をめぐるお話。 絵を描くのではない、人形を動かして撮影するアニメーションですが、すごく動きなどが美しいです。 ネットを調べてみたのですが、誰がこういうアニメーションを作るアーティストだったのか、ウェス・アンダーソン監督の名前しかでてきませんでしたが、監督だけでこんな映像が撮れるのでしょうか。 ワンちゃんたちも可愛いです。黒かった犬を、少年が洗うと、実は

        • 花束みたいな恋をした(2020)

          当時、良い映画と話題になっていましたが、見逃していました。 菅田将暉が演ずる映画やドラマを観たことがなかったので、Amazonで見つけてようやく観ました。 大学生の男女の出会いと別れまでを自然に描いた作品。 ああ、こういう出会いってあるだろうなぁという感じで二人のやり取りが始まり、最初は、なんでこんな人話が合うんだろうと、いちいた嬉しくなったり、ドキドキしたり。 最初のときめきが、やがて二人でいるのが日常になり、当たり前の生活の一部になる。 そのうち、楽しくも責任もない

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          君たちはどう生きるか

          ようやく観ました。 足を遠のかせていたのは、多分難解なんだろうなという先入観。 やはり難しかった。宮崎駿監督作品は、まじめに映画館に観たのは、ポニョぐらいで、それ以外では、ナウシカ、カリオストロ、アリエッティですかね。最近の宮崎作品の傾向を正確に追っているわけではないのですが、きちんと観ている人には割と素直に理解できる内容だったのでしょうか? 観終わってから、おそ昼のチャーハンを食べながら、映画を読み解いている人の書き込みを読んで、なるほどなぁと思い、自分の読解力のなさを改

          君たちはどう生きるか

          DUNE 砂の惑星 Part 2

          いや、凄い、の一言。 これぞ、映画。 圧倒的な映像体験。 原作のものすごく奥深い世界の作り込み。砂漠、そこでの生き延びるための装備、巨大な砂虫、砂虫から襲われる恐れから不規則なリズムで砂漠を歩く方法、その恐ろしい砂虫を誘い出し、上に乗って移動するフレメン達の逞しさなど、生活習慣から考えて作り上げられた世界。 戦闘シーンでも迫力ある映像が連続する。砂の中に隠れていた兵士が現れて走り始めるシーン、巨大な宇宙船が生身のゲリラたちにやられる場面、敵の飛行機を打ち落とすべく、敵の

          DUNE 砂の惑星 Part 2

          サン・セバスチャンへ、ようこそ

          ウディ・アレン監督、これまで何作か観ましたが、好きでも嫌いでもなかったのですが、好きになりました。ォ 主人公のさえないオジサン役の俳優(ウォーレス・ショーンさん)、初めて観ましたが、本当にさえないです(笑)。監督の作品は、大体がさえない男が主人公のような気がしますが、イケメンが嫌いなのでしょう。 倦怠期を迎えた夫婦のけだるさ、それを続けるのか、それともエネルギーを使って別れるのかなど、人生の機微を軽やかに描いていたのは魅力でした。 ささやかな恋心を抱く、スペイン人の女医

          サン・セバスチャンへ、ようこそ

          夢の涯までも

          ヴィム・ベンダース監督によるSF超大作。なんと5時間!腰が痛くなりました。 目黒シネマで映画二本立てを見ようと歩いていたら、都立写真美術館を通り掛かり、あと5分で開演とのことで、思わず駆け込みました。これも、運命です。 前半は、とにかく世界中を旅行します。ベネツィアを車で出て、シベリア鉄道でモスクワも行くし、北京もちょこっと寄り、日本では箱根の旅館に滞在。たまたまこんな良い旅館を見つけられるか?とは思いますが、ご主人はなんと、笠智衆です。ベンダース監督が好きだったんでしょ

          夢の涯までも

          カラオケ行こ!

           時間があり、何を見ようかと迷っていた時に、なんか直感が働いて観ました。  ヤクザと家族でカッコいいヤクザをやっていた綾野剛の新たな魅力が爆発。  カッコいいけど、愛らしく、コミカルで、なんとも良いです。  一曲目を歌い始めたときとか、笑いました。  あと、綾野剛に歌を指導するサトミ君の合唱部も、なかなかいい感じ。副部長の女の子とか、大人ぶってて可愛いし、サトミも声変わりで悩むのはそうなんでしょうね。  合唱の世界とか全く知らなかったですが、ちゃんと楽譜を読めたりだけ

          カラオケ行こ!

          レベル・ムーン

           キングスマン第一作目の悪役女優のすごいアクション!あれ以来、注目していましたが、主役を張れる俳優ですね。  お金はスターウォーズ並みにかかってますー  ストーリーも、なかなか良いです。  悪役も、無表情なナチス系で怖いというか、ムカつくというか。  主人公の仲間たちも、個性豊かで良い。  デューン砂の惑星と並んで、次回作に期待してます。

          レベル・ムーン

          グッバイ・クルエル・ワールド

          最近、黒島なんとかさんという女優との間に子供を作った、宮沢氷魚がすごい演技。難しい役柄です。 斎藤たくみも、やばい悪者を演じていて、カックイイ〜。ク〜っ! 三浦友和も、さすがっす。 なんか人がどんどん死んじゃうけど、そういうのがダメでなければ、おススメです。 やっぱり、ヤクザ映画、犯罪映画、好きなんだってことを実感しました。

          グッバイ・クルエル・ワールド

          枯れ葉

          アキ・カウリスマキ監督の作品を初めて観ました。 フィンランドが舞台で、俳優もフィンランドの方と思いますが、独特の雰囲気を醸し出しています。 セリフも、どちらかと言うと棒読みで、もしかしたら、ドライブ・マイ・カーの濱口竜介監督もやっていたように、棒読みすることにより、俳優に感情がこもるということなのか、などと思いました。 主人公の男性は、アル中ですが、そう簡単にはアルコールはやめられないですよね。酒を飲むのは、飲まざるを得ない事情、ストレスがあるからなはずで、いくら好きな

          PERFECT DAYS

          しばらく前に観たのですが、怠けていたのと、色々と考えを熟成していた(?)ため、書き込むのが遅れました。 色々考えた挙句、やはり、素晴らしい映画です。 ヴィム・ベンダースというドイツ人の監督の見た、「美しい日本人」だと思いました。ベンダース監督は、小津安二郎の大ファンなので、それによるバイアスもあり、相当日本人が美しく描かれています。 役所広司演ずる「平山」が一生懸命、誠心誠意トイレ掃除をする姿を見て、宮沢賢治の「雨にも負けず」の詩を思い起こしました。人にばかにされながら

          PERFECT DAYS

          正欲

          ガッキーがあんな変態な役をやっていて、衝撃を受けました。不細工な女を演じてました。 あんなことに性的な刺激を受けるとは! ダンスに打ち込むイケメンもそうなんだー。 イケメンを好きになった女の子の告白シーンには、泣けた😹 すごい映画だ!

          ゴジラ−1.0

          文句の付けようがなく面白い。 CGも使っているのでしょうが、昔の特撮テイストがあり、良いです。 どなたかが言っておられましたが、海の中で船がゴジラに追われるとか、新しい感じのシーンとか、ゴジラが映画の冒頭から出てくるとか、新鮮でした。 ゴジラをやっつける方法をプランAとプランBで用意しており、それの指揮していた元海軍の士官の俳優方が貫禄があり、カッコ良かったです。 浜辺美波は、やっぱり生きていた!

          ゴジラ−1.0

          水平線、福島での先行上映!

          ピエール瀧が主演の、福島の浜通りを舞台にした映画。 俳優仲間であった小林且弥が監督となり撮った初作品とのこと。 主人公は浜通りで海での散骨業を営む中年男性。水産加工場で働く娘と二人暮らしだけど、だんだんと、主人公の奥さんを震災で失ったことがわかっていく。 この映画のいいところは、説明をせずに淡々と話が進むけど、きちんと登場人物たちの境遇や関係、悩みなどが見えてくること。初監督作品とは思えぬほど熟練の技! 映像も美しい。浜通りにこういう景色あるよなぁ、でも本当にいい場所見

          水平線、福島での先行上映!