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クリープ現象ってなに?

「クリープを入れないコーヒーなんて」って話しじゃありません。


「クリープ現象」とは、
オートマシックトランスミッション(AT)車で、シフトをDレンジにしているとき、エンジンをアイドリング状態にしている間でもアクセルペダルを踏まなくても車両が少しずつ前進する現象をいいます。 「滑り足現象」とも呼ばれています。Rレンジも同様に後進します。

「クリープ現象」は、AT車がトルクコンバーターと呼ばれる流体クラッチを使用しているために起こります。このクラッチは、MT車のクラッチとは異なり、液体を介して動力を伝達するため、完全に切断することができない構造となっています。

オートマチック車に乗られている方にお尋ねします。
信号待ちの間、待ち時間にもよるかと思いますが、
シフトレバーは「Dレンジ」に入れたままにしておきますか?
それとも、「Nレンジ(ニュートラル)」にして待ちますか?

それには正しいとか、間違いだという答えはないのですが、
クルマへの負担と追突の危険性を考えると、Nレンジ(ニュートラル)にしてブレーキペダルを踏んで待っていた方がよいかと考えます。

「Dレンジ」に入れると「クリープ現象」が起こり、ブレーキを効かせていないとクルマが動き出してしまいます、ブレーキを踏んで動きを止めている間、クルマを動かそうとする動力が、エンジン⇒ミッション⇒タイヤへと伝わっています。
それをブレーキペダルを踏むことでその動力を打ち消しているのです。
動く力と止める力が同時に働いているということです。

その状態で、ブレーキペダルを踏む力が少しでも弱まるとクルマが動き出してしまいます。またエアコンを使っている場合、アイドリング回転数が上がることがあります。そうなると更に強くブレーキペダルを踏まないといけません。

信号待ちなどで、すぐ発進できそうでしたら「Dレンジ」でもよいかと思います。少し時間が掛かりそうでしたら「Nレンジ」がよいと思います。

ご参考になれば嬉しいです。







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