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オーケストラ系パーカッションを簡単に体験できる場所があった!

こんにちは。吉岡(@ryuchan_GGWL)です。
ゲームやイベントの作編曲や音楽理論、
オーケストレーションの基礎のレクチャーなどをしています。

初めてこのnoteという媒体で文章を書いてみることにしました。
今回お話したいのはある音楽仲間の相談がきっかけで実行となった

「楽器の体験会」とその重要性の話!

作編曲家、特に日頃アレンジや打ち込みに勤しむ
DTMユーザーの人向けの話だと思います。

なんだか堅苦しい書き方をしていますが
やってきたことは全然堅苦しくないです笑

まず、このnoteで言いたい結論からちゃっちゃと言ってしまいますね。


1.編曲や打ち込みのスキルを高める上で「楽器の演奏体験」は超重要

2.本格的に学ぶのは時間とお金がかかるが、体験程度ならそう難しくはない

3.誰か友達や仲間を誘って一緒にやってみるとハードルが下がるよ

4.打楽器楽しい!!よ!!!


という4点です。

先日、僕の音楽仲間がある相談を仲間内にしてくれました。
ざっくりその内容をまとめると

「パーカッション学びたいのだけど何かオススメの書籍ある?」

というもの。

それに対して、

「本を読むくらいならスタジオ行ってドラムセットで遊ぶといいよ(要約)」

と、別の仲間が答えました。その通りだと思います。

作編曲の経験が少なからずある人は
こんな話を聞いたことがないですか?


「作編曲のスキル向上に、楽器の演奏経験は大事!」


という話。
多くの名作を世に送り出した作家の神前暁さんも
そのようなことを言っていました。

プロの腕前とまでは言わないですが演奏ができた方がいいと。
僕も作編曲を生業とするものの端くれとして断言しますが
この話は「マジ」です。

僕はパーカッションがほんの少しだけ出来る程度で
お世辞にも楽器が上手いわけではないですが
それでもパーカッションを使ったアレンジや打ち込みについては
他のセクションの楽器よりもはるかに得意だという自負があります。

とはいえ、いざ楽器の経験をしよう!と
言われても実際やってみようとすると

「ある程度」演奏できる。

という状態に行くのもまぁそれなりに時間とお金がかかりますよね。

そこでまずオススメしたいのが
楽器の演奏経験・体験が皆無の「0」という状態から

触れたことはある、鳴らしたことはある「1」にしてみませんか?

というもの。

体験程度のもの
「0(未経験)」を「1(体験したことはある)」にするくらいなら
案外難しいことではないのです。

そして「0」の状態と「1」の状態とでは
楽器に対するイメージの具体度がまるで違う。

本当に月並みな言葉で申し訳なくなるレベルですが
「見るとやるとじゃ大違い」なのです。

と、いうことで
その悩める音楽仲間の一言から

(せっかくだし、ドラム以外のパーカッションもレンタルできる場所ないかな?)

と思い、検索してみたところ…
ありました!!!
大きな練習スタジオと、たくさんのレンタル打楽器がある
パーカッション好きにとっては夢のような場所が!!!

ということで今回お邪魔したのが東京都杉並区にある
プロフェッショナルパーカッションさん!

こんなデカイ銅鑼もありました!!角度でわかりにくいかもですが
僕より全然デカかったです笑

こちらのスタジオは普段から
打楽器の販売・レンタルやレッスンなども行なっており、
本当に様々な打楽器をレンタルすることができます。

スネアやティンパニ、シンバルといった王道の楽器はもちろん
チューブラーベルやドラなどの大型楽器、
挙句にはめちゃくちゃマニアックな民族打楽器まで
本当に色々借りられます。

今回は体験目的だったので
オーケストラや吹奏楽で頻繁に用いられる楽器を中心に
いくつかレンタルをさせてもらいました。

スタジオでのレンタルの場合、
通常料金の10〜15%程度の金額でレンタルでき、
ついつい色々なものをお借りしちゃいました。

ドラムセット、スネア、ティンパニ、バスドラム、合わせシンバル、
チューブラーベル、マリンバ、チェレスタ、コンガ、ロートタム、
タンバリン、トライアングル…借りまくり!!

オーケストラや吹奏楽の楽団に所属でもしていないと
なかなか見れない光景ですね!

というわけで早速この日集まった参加者のみんなで
どこすこどこすこやってきました。

多少簡単なレクチャーはしましたが
僕はプロのパーカッショニストではないので
簡単な解説に留め、基本的には各々好きなように打楽器を楽しんでもらいました。

幸い、パーカッションは発音の仕組み自体は
非常にシンプルなものばかりなので単純に音を鳴らすだけならば
とっても簡単です。(だから難しいのですが)

が、実際にやってみないと
楽器の質感、重さ、生音の迫力など分からないもの。
みんなこの機会を楽しんでくれたようでした!

ちなみに料金はスタジオを4時間レンタルし、
上述の打楽器をレンタルして、
8人で割って一人当たり5000円は行かないくらいでした。

1人だと40000円近くかかっていたので
そういう意味でも仲間を複数人巻き込んでワイワイやれたのは
単純に楽しかったし、コスト的にも圧倒的にオトクでした。

「楽器の体験」にフォーカスを当てるのであれば
お近くの音楽教室の体験レッスンなどに行ってもらうのも
選択肢としてはアリだと思います。

が、本格的に習うつもりならばともかく
まずは第一歩、お試しで触ってみたい!
一人だとどうにも腰が重い…

という場合、仲間内で企画して
楽器体験ツアーみたいなのを組むのはアリですね!
少なくとも僕はそう思いました。

そして今回、この企画を立てて実行して改めて


打楽器は楽しい!!


という結論に至りました。

それ単体で楽曲を作るのは難しいものが多いですが
料理を美味しくしてくれる隠し味のように
管弦楽たちにうまく混ぜてあげることで音楽がぐっと魅力的になります。

そこまで考えなくとも、非常に個性豊かな楽器たちを
色々試して叩きくらべするだけでも気づきがきっとあると思います。

ということでこれを読んだパーカッションに苦手意識のあるDTMユーザーは
仲間を誘ってぜひ遊びに行ってみてください。
平日であれば比較的空いているようです。
(土日は楽団の練習ですぐ埋まってしまうようです)


ではでは!

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