見出し画像

日本人に英語でテニスを教えるってどんなことするの?

以前、クラブメッドという世界中に広がるリゾートホテルでテニスコーチとしてレッスンをしてきた経験を活かして、日本でも全て英語で行うテニスレッスンをしてきました。

子どもたちには、turn,touch,catchといったお馴染みのワードや、pick up balls(ボールを集めよう!)、well done!(よくやったね!)、bend your knees!(膝を曲げて)など、短いフレーズで子どもたちにどんどん英語のシャワーを浴びせます。

日本語は、一文字一文字をはっきりと、音節が区切られる言葉のため、ゆっくりです。

例えば、「ボール」は日本語では2音節(ボール)ですが、英語では1音節(ボー)。
hit the ball(ボールを打って)は、日本語では5音節(ヒットザボール)なのに対し、英語では3音節(ヒッザボー)。

つまり、英語の方が、スピーディーに発することができるのです。

日本語は『声の言語』、英語は『息の言語』、などとも言われます。

日本語と英語をテニスの指導において、使い分けていて思うことは、英語の方が、体を動かしながら、息を弾ませながら使う言葉として馴染みが良いと感じます。

実際に、コミュニケーションの際は、言語だけではなく、声の表現、顔の表情、身振り手振りなどを総合的に判断して意味を探るので、
仮に英語という言語そのものがわからないことがあっても、なんとなく伝わったりするのですね。

それで、「今の、わかったかも!?」と思う、アハ!体験(a-ha!experience)を感じてもらえれば、
きっと、学びへの意欲や、自信に繋がるのだと思います。

大人の方には、海外でテニスを教えてもらったり、現地の人とテニスができるように、と
レッスンの時によく使うフレーズや、試合の時に使う言葉を、テキストで学び、その後、ボール出し練習や、ゲーム形式で実践しました。

例えば、turn shoulder(肩をターンさせて)、put eye on the ball(ボールを見て)など。

ところで、片手打ちバックハンド(両手打ち)はどう言うかわかりますか?

正解は、片手打ちはsingle handed、両手打ちはdouble handedとなります。

ゲームシーンでは、今回は、アウトの表現として、サイドアウトをwide、バックアウトをdeepとかlongとかを使ったりすること、オンライン、ではなく、on the line(オンザライン)と言いましょうなど。

相手の良いショットを褒めるときは、I like your forehand!などが良いこと、ちょっとだけアウトしたという時は、close!(惜しい)やalmostを使い、ジャストは使わないこと。

カウントする時は、15をfive、30をthree、40をfourと省略し、例えば30-40はthree-fourとかthirty-fourなどと表現したりすること、など。

テニスを通じて、自分の世界を広げて欲しいな!と思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?