留学するならどこが安い?シリーズを購入する前に、ちょっと読んでほしいこと

有料版の留学するならどこが安い?をアップしたわけですが、いきなり購入して頂く必要はございません。まずはこの投稿を読んでみてから考えてください。

ワーキングホリデー協会の調べによると、ワーキングホリデーの平均予算として男性は100万円、女性は130万円という結果がでています。

ここで1つ聞きたいことがあります。もし130万円が手元にあるとします。あくまで仮定のプランだということで想像してみてください。


選択肢1:典型的ワーホリ

上に書いたように、オーストラリア、ニュージーランドそしてカナダなどのワーキングホリデー提携国は、130万円の予算で1年間の滞在が可能です。

しかしながら、1年の滞在となると保険期間も長くなり、予算における保険費用の占める割合が高くなります。

費用が安い保険もあるのですが、保険に入らないことで100人に1人くらいの確率で痛くても病院いけない。1000人に1人くらい病院に行ったら50~100万円、それ以上請求されたなんてことがあります。

そして、初めての海外生活とあればホームステイをして、生活の負担を減らしたい。自信がないから少し英語に慣れたい、友達探しにも活用したいとこのような考えになると、だいたい到着直後2~3か月(8~12週)ほどの学校生活とホームステイを経験する方が大半です。

保険、授業料と滞在費、そして航空券などで100万円近い費用がかかります。

学校が終わるころから仕事をしたいけれど、その時にすぐに仕事が見つかるかわからないので30~40万円ほど手元に残しながら、残りの40週近くをアルバイト生活する計画です。

時給のいい仕事に出会う人もいれば、そうでない人も。お金が残れば旅行に行くこともできるので、ルームシェアなどをして、節約生活している人もいます。

僕が留学エージェントをしていて、過半数のワーキングホリデーの方はこのようなプランでした。


選択肢その2:語学向上にフォーカスする

一方、130万円でオーストラリア、ニュージーランド、カナダなどの国でも、物価の安い地域で自炊するシェアハウスを選べば、20~25週ほど語学学校に通える確率がぐっとあがります。

滞在期間は半年~7.5か月くらい。1年滞在できるワーキングホリデーほどの半分強しか滞在できません。ビザの滞在期限を過ぎたら違法滞在になるので、スパッと帰ることになります。

しかしながら、ワーホリと違って職探しのために不安になる必要はありません。放課後の自由な時間どれだけでも勉強に費やせます。高校あるいは大学受験だと思ってやれば、半年でTOEIC200は上がるんじゃないかなと思います。大変かもしれないけど半年で終わりはきます。履歴書に書ける確率もぐぐっとあがります。

ただ学校に長く通うことを重視すれば、手元に残る費用は少なくなります。せっかくの限られた海外生活ですが、その間に旅行に費やす費用は5~10万円、回数は1~2度程度かもしれません。

ちなみに20~25週ほど学校に通う、勉強にフォーカスするという側面においては、フィリピンのスパルタコースなんかを選ぶのも少し似たような発想かなと思います。


…で、どっちを選びます?

以上、細かいところを見直せば5万円、10万円余裕を生むことも可能です。多少本人の希望でカスタマイズすることも可能ですが、まぁだいたいの大まかな部分は提示できたと思います。

みなさんが描いている留学っていうのは、どちらに近いですか?(ちなみに世間一般はどちらを選んでいると思いますか?)

もしプラン2の方に興味のある方であれば、「留学するならどこが安い?」編の購入をお勧めいたします。100円は安くない。知っておくくらいなら安いもんです。

オーストラリア編

カナダ編

繰り返しますが、以上のプランは仮定のお話です。ざっくりしていることご了承ください。ワーキングホリデーだからといって語学学校に通う必要はありませんし、ホームステイをしなければならないといこともありません。

例えば、留学先にイギリスを選ぶメリットとして、LCCを利用して頻繁にヨーロッパ各地へ旅行できると宣伝しているケースも見かけますが、2泊3日で飛行機のって外食して宿に泊まったら、貧乏旅行でも2~3万円くらいかかるでしょう。ただその額で1週間の授業料に相当するのも事実です。

さぁ1年の海外生活を選ぶのか、半分だけど勉強を選ぶのか、どっちにしますか?



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