アンヘレス市 1993 回想 Part 1

最近は時間に対する観念が自分の中で混乱している。

年明けにトンガの火山が噴火して、
そしてロシアがウクライナに侵攻。

先日の記事に書きました。↓

https://note.com/ryugan/n/n4a4888db6392

更に最近よく目にするCMの素敵な曲が自分の中のデジャブ感に拍車をかけている。。 

役所広司さん、杉咲花さん、神木隆之介さんのコーヒーニューニュー(サントリーのミルキープレッソ)の宣伝ご存じですしょうか。

フランスの楽曲、コモン・トゥ・ディール・アデュ (邦題 さよならを教えて)が流れるお洒落で素敵なCMです。

この曲を聴くのは久しぶりというか、ずっと昔、浅野ゆう子さん、鈴木保奈美さん、菊池桃子さんが鎌倉に住む三姉妹を演じる「恋のパラダイス」というドラマの主題歌がこの曲だった。


コーヒーニューニューのCMの素敵な曲が流れる度に、先日から続いている1990年のデジャブ感を感じている。

「恋のパラダイス」は1990年の4月から放送された。
コモン・トゥ・ディール・アデュの曲と共に呼び起こされるあの記憶、
イラクのクェート侵攻、日本のバブルが崩壊して、翌年フィリピンのピナトゥボ火山が大噴火した。

今年は年初にトンガが大噴火して、ロシアのウクライナ侵攻、そしてコモン・トゥ・ディール・アデュが流れるとアインシュタインの唱えた過去、現在、未来という観念は幻想だという理論に賛同したくもなってくる。


ピナトゥボ火山が噴火して2年ほど過ぎた1993年のことだった。
当時バンコクで宝石関係の仕事をしていて、出張でピナトゥボ火山のお膝元にあるアンヘレス市に行く用事ができた。

相棒のイスラエル人のAを伴ってフィリピンへ向かった。Aは米国宝石学会(GIA)の鑑定資格を取得しており、鑑別、鑑定が必要な時はいつも同行をお願いしていた。

アドリアティコにあるダイアモンドホテルに到着したのは夕方5時前だったと記憶している。
ダイヤモンドホテルの宿泊費は当時US50ドル程度とリーズナブルだったが2022年現在では軽くUS200ドルを超えるだろう。昨今のフィリピンの経済発展には目を見張る物がある。

私など浦島太郎そのもので今は現地に足を踏み入れる事はない。

手早くシャワーを済ますと、ピザのテイクアウトをタクシーに持ち込みアンヘレス市に向かう。概ね2時間程度のドライブだ。

アンヘレス市は現在では韓国ソウルから直行便も就航して一大歓楽街として有名になっているようだ。

私が訪れた1993年当時は噴火して間もないこともあり、外国人の姿はあまり見かけなかった。

西部劇に出てくるようなギーギー音が鳴る押し扉が付いた掘立て小屋のようなゴーゴーバーが数軒あるような寂れた街だった。



続く




#フィリピン
#ピナツボ火山
#ピナトゥボ火山


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