上海 2004 回想Part 1
気だるい身体を引きずるように朝はマクドナルドへ向かう。
老人たちが太極拳をしたり、ポーカーに興じているのを横目に敷地内の広場を通り過ぎて門を出ると、絶え間なく通り過ぎる車と自転車を避けるように大通りを渡る。
リヤカーにペットボトルや資材を2階の高さに届くほど積み上げ自転車で引いている人々もいるから、流れを遮らないように気を使う。
華東師範大学が近いこの街は午前11時になれば飲食店が開くが、それまでマックでコーヒーを飲みつつ人間観察しながら時間を潰すのが日課になっていた。
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