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旧友達との rehearsal

Hi there! 少し湿気の多い季節になってきました。ギターのネックがだいぶ動く頃ですね。弾いていて少しでも違和感があるならこまめに調整に出すと良いと思います。

Shuichiro氏との関わりなど


さて今回は2019年6月に亡くなった、私の友人でキーボーディストのShuichiro氏の追悼イベント(今のところ毎年行っています!)のリハーサルをしてきましたので、そのレポートを忘備録も兼ねて。
このイベントでは毎回、Shuichiroと共に活動したバンド、Black Box(1994〜1999)のメンバーが再結成しまして、彼が作曲に関わった曲、よく一緒にカバーした曲を中心に演奏しています。
意外かもしれませんが、ちょうど大学の4年間と重なるようにガッツリと歌物のバンドをやっていた時期がありまして、更にShuichiro氏とは高校時代からの前身バンドでも一緒でしたので、かなり長い間「同じ釜の飯を食って」いました。Shuichiro氏はそのBlack Boxなるバンドと並行して、進学した先の千葉大学の方でモダンジャズ研究会に入部してJazz の言語も習得していったのですが、そこでもBlack Boxの面々は(他大にも関わらず)モダンジャズ研究会の方々と交流を持ちまして、大きな音楽の輪を形成していったという流れがあります。そういった輪もあって追悼の集まりはモダンジャズ研究会のOBたちも一緒に作り上げているイベントとなっております。

 演奏の方は毎年なるべく曲を入れ替えて編成や今の空気感を加える形で曲目など考えていっていますが、今年はどうしてもBlack Boxのサウンドを再現したくて、キーボードにtakashimatsudairaさんをお迎えしまして、合同で古い曲達を演奏しようと考えております。
90年代の後半から早くもホームスタジオでのデジタルレコーディングに取り組んで作品を作っていたtakashimatsudaira氏の録音作品とそのLiveにもBlack Boxの面々が参加していたということもありまして、(そちらの縁にもすがるようにして)今回はBlack Boxの曲と、Shuichiro氏もRecとそのLiveに参加したtakashimatsudaira氏の曲を演奏するアイディアをまとめた次第ですが、これがまた「さすが」のひと言で、バッチリなまとまり具合になったと思えるリハーサルとなりました。

バンド BLACKBOX


Black Boxは音楽的には、やはり今聴くとはっきりTOTOの影響が出ていまして、歌詞も全編英語ですし、、周りのバンド達と比べるとかなり風変わりな事をやっていたように感じます。そのあたりの話はこちらのラジオ番組(これまたモダンジャズ研究会のOBでもある、ドラマーの坪井洋さんの番組です。)で聞けますので、ご興味がありましたらチェックしてみてください。90sのバンド情勢の雰囲気が伝わるかなと思います。

余談にはなりますが、バンドの活動はこれまた時代より数歩早く(?)Shuichiro氏のご自宅の敷地にある空き家を改装したスタジオを主な拠点として行われておりました。メンバーの皆でホームセンターで買ってきた資材を使って簡単な防音、吸音工事をしてそこに8TrackのFostex製MTRを持ち込んでどんどん曲を作って録音していく、、というスタイルをとっていました。ライブのリハーサルもそこで済ませていましたし、なかなか生意気な小僧達ですね(笑)。そういった訳で、もう30年近く前の話ですがデモ音源はクリアに残ってたりして、今こうして集まってもすぐに曲を呼び戻せるというありがたい状況にあります。ホームスタジオのアイディアなどは主だってShuichiro氏の発案によるものでしたので、彼の先見性や行動力には改めて感謝と敬意を感じずにはいられません。
音楽的なものや方向性については、メンバー達では元々好んで聴いていたものが近かったため、特に何かを決めた記憶はありませんが、僕個人がバンドのギタリストとして関わる上での志向はやはりTotoでのSteve Lukatherや、Dream Thaeter、Kings X、Tears For Fears、Giant、あたりのギターサウンド、立ち位置を目指していたように思います。残っている音源からもそういった雰囲気が顕著に感じられます。中域のあるDrive Sound、Chorus、Detune、たっぷりのDelay、、といった音が聞こえてきます。(え?今と変わってないって・・・!?)

機材のチョイス

さてお待ちかね、機材のチョイスです。そんなサウンドを再現する訳ですので、ギターは Fender Stratocaster Shin's Music Mod. をチョイス。アクティブサウンドです。(当時はJames Tyler Classic だったな。。)
ペダルは写真の通り、Shin's Music MK2 を軸にComp、Chorus、Detune、Delay はほぼかけっぱなし、、といった具合で臨んでみました。

Band の空気感

ありきたりな表現になりますが、一年に一度という頻度でもやっぱりパッと当時のサウンドが出ちゃうのはバンドの不思議なところですね。。Chemistry?というのか、何なのか。。それぞれのクセ(おそらくタイム感でしょうね)が全く当時と変わってなかったりで、本当にあっという間に組み上がっていくあたり、人間って変わらないものなんだな、、と(みんな遅刻して来るのもいつも通り!)。
ありがたいことに皆さん現役でやっておりまして、音も大きいなと。。幸せなことです。Instagram に少しその様子が上がってますのでチェックしてみてください。
今回は少し昔話になってしまいました。またレポートします!See Ya !!

追伸:関係者の皆様!

音楽やってますか!!?
ご都合がよろしければぜひ6月18日に稲毛コルトレーンに足を運んでください。15:30から!
みんなで集まって、Shuichiro氏の功績を一緒に感じて頂ければ幸いです。
Hope to see you soon !



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