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明日の夜に北海道でオーロラが見られるかもしれないこと

2023年12月1日の磁気嵐で北海道から見られたオーロラの分析で分かったことや新たな仮説などを踏まえて、今回の磁気嵐でも北海道からオーロラが見られるかどうかについて予想や根拠を書いておきます。

後半は、自分のため、プロのためのメモです。既にややこしいのに、さきほどM6インパルシブ(CMEなし)が中央で起こったので、一旦まとめておかないとフォローが難しくなるため、ということもあります。

日本時間で明日2月13日(火)に大きめの磁気嵐が発生し、その磁気嵐の発達のタイミングなど条件が揃った場合には、北海道から赤いオーロラが北の空に見られるかもしれません。

原因は、以下のポストのように、なんと3つのコロナ質量放出の衝撃波が地球に一気に押し寄せ、3つ合体して高密度な太陽風による異常な影響が期待できるから、です。

不確定要素も書いておきます。それぞれの衝撃波の地球到達時間の予測は、6時間程度は間違うことが知られています。このため衝撃波が一気に押し寄せず、それぞれバラバラに影響してくる場合も考えられます。その場合は北海道からオーロラ観測は難しくなります。また、磁気嵐がピークになるタイミングが日本の夜中となるかどうか、ということも大きく影響します。

宇宙災害の影響などを心配される方がおられるかもしれませんが、超高密度の太陽風の影響は限定的で、いわゆる巨大磁気嵐が起こるとは今回の場合、考えていませんので、大きな被害などはないと思います。もっと太陽風のスピードが速くないと無理です。

このイベントに期待していることは限定的で、まだ未解明である、超高密度の太陽風の影響、12/1のイベントで得られたある仮説が実証できないか、というものです。いいタイミングで超高密度にならず、オーロラも不発であれば、それもまた予想通りではあるのですが、条件が揃って、12/1の奇跡よ再び、というものです。

以下、後半は、12月1日のケースから考えた根拠などのプロ向けのメモです。

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